『ひぐらしのなく頃に』のDS版として展開してきた『絆』のラストを飾る本作には、原作の完結編「祭囃し編」、PS2版の完結編「澪尽し編」、『ひぐらしのなく頃に礼』に収録された後日談的お話「賽殺し編」、そして雛見沢の昔話が語られる新作シナリオ「言祝し編」の全4編が収録されます。
「祭囃し編」と「賽殺し編」はコンシューマ初登場、「澪尽し編」はPS2版から追加要素をプラス、「言祝し編」はエンターブレインから刊行されているPS2版オフィシャルガイドブックに収録された書き下ろしシナリオに大幅加筆修正してゲーム化と、それぞれ見どころ満載となっておりますよ
◆「祭囃し（まつりばやし）編」
・あらすじ
祖父の夢を叶えることを願い続け、強い意志とともに努力を重ねてきた彼女は成長して、ついに運命をつかむ「力」を手に入れた。
その、神をも恐れぬ彼女の覚悟を悟った「少女」は、ようやく傍観をやめて自ら舞台へと上がることを決意する。そして新たな部活メンバーとして圭一たちの仲間に加わり、絶望的だった梨花の運命を切り開くために彼らに協力を求めるのだった。
強固に閉ざされた、未来への扉。その先に待っていたのは希望と、そして…。
・新たな登場人物
“羽入”（はにゅう）
CV:堀江由衣
頭から角が生えた、謎の転校生。
梨花の親せきとのことだが、詳細は不明。
少々臆病で泣き虫だが、時々はっとさせられるような鋭い発言をすることも。
◆「澪尽し（みおつくし）編」
・あらすじ
前の世界で、ついに敵の正体を突き止めた梨花。…しかし、かすかな希望を胸に秘めて目覚めた次の世界では、常にそばで支えてくれた「彼女」の姿がどこにも見当たらなかった…。
一方、その行動力と意気の良さで今や村中の人気者となった圭一は、魅音から委員長の座を譲られる。期待と信頼を込めてお祝いする部活メンバーたちだったが、なぜか梨花の様子がおかしいことに圭一は気づく。
そんな彼の想いを知った梨花は、ある決心を固めてずっと隠し続けてきた秘密を打ち明けた…。
・新たな登場人物
“南井 巴”（みない ともえ）
警察庁広報部の報道対応係長で、
亡くなった尾崎渚の事件の真相を追って
竜宮礼奈の存在にたどりつく。
強い意思を持って困難に立ち向かう女刑事。
夏美とは年齢を超えた親友の間柄。
◆「賽殺し（さいころし）編」
・あらすじ
ようやく取り戻した平和な日常。だがそんなある日、部活メンバーとプールに出かけた梨花はその帰り道、交通事故に遭ってしまった。そして次に梨花が目覚めた世界は、今までとは全く違った事実で構成された異様な「雛見沢」だった。
死んだはずの両親が生きていて、仲間たちの様子もおかしい。なによりも、自分のそばに羽入がいないのだ。初めての体験に戸惑いと恐怖を覚えながら、梨花は元の世界に戻るための調査を開始する…。
◆「言祝し（ことほぐし）編」
・あらすじ
雛見沢が、鬼ヶ淵村と呼ばれていた遠い昔。
「少女」は使命を帯びて剣を携え、人里に跋扈して暴威をふるう「鬼」を狩っていた。全ては自らの身体に流れる「血」に課せられた、一族の罪をあがなうため…。
そんな想いを胸に抱いてひとり悲壮な戦いに身を投じていたのだが、ある日彼女は人間の青年と出会い、恋に落ちる。そして子供を授かり、今まで想像もしなかった平和な日常を手に入れた。
…だがその後、村に鬼が出没するという噂を聞きつけた彼女は、再び剣を取って立ち上がる。それが、全ての悲劇の始まりであった……
・新たな登場人物
“ハィ＝リューン・イェアソムール・ジェダ”
CV:堀江由衣
五次元の壁を越えて現在の世界に移り住むようになった「リューンの民」の入植状況を見守り、先住民への危害など違反行為を行う者に対して制裁することを任務とする「監視者（ジェダ）」のひとり。
高位分子生命体のため、分子結合を操作することで肉体を実体・虚体に変換することができる。
“古手 陸”（ふるで りく）
CV:関智一
古手神社の若き神主。引退した父と二人暮らしをしている。
穏やかで世間ずれしていない優しい青年だが、芯は強い。
巫女衣装には異常なこだわりがある…？
『第四巻・絆』では、二・三巻でも好評だった作曲家・dai氏による原作BGMを追加収録。
シナリオ面でも原作者の竜騎士07氏監修ということで、どのような新ひぐらしワールドが展開されるのかとても楽しみです。竜騎士07氏よりコメントも届いておりますので、どうぞ。
【原作・竜騎士07コメント】
『ひぐらしのなく頃に絆』もおかげさまで最終話を迎えました。
解き明かされていく謎とは？ そして、どんな結末を迎えるのか…？
物語が結末を迎える「祭囃し編」と、その後のお話「賽殺し編」。
そしてPS2オリジナルの「澪尽し編」、舞台になった雛見沢の昔話を描いた『絆』完全オリジナルストーリーの「言祝し編」が収録されています。
「カケラ紡ぎ」も大幅ボリュームアップ。
「ひぐらし」の世界を、より様々な角度からお楽しみいただけたらと思います。
「ひぐらしのなく頃に」のフィナーレをどうか最後まで楽しみいただければ幸いです。
そして気になる主題歌ですが、これまでとおなじく5pb.の志倉千代丸氏プロデュースの楽曲が採用されております。しかも2曲も！ 歌うは、ひぐらしファンにはおなじみの彩音さん!!
『ひぐらしのなく頃に絆』シリーズは、各巻ともすばらしい楽曲ばかりでしたので今回も期待せずにはいられませんね！
『Angelic bright』
作詞/作曲：志倉千代丸 編曲：磯江俊道 歌：彩音
『ただ流るるままに』
作詞/作曲：志倉千代丸 編曲：川越好博 歌：彩音
DS『ひぐらしのなく頃に絆 第四巻・絆』の発売日は2010年2月25日（木）を予定。これまでのシリーズ同様、特典満載の限定BOXも用意されておりますよ。
そして最後になりましたが、『第四巻・絆』の発売に先駆けて『第一巻・祟』と『第二巻・想』をセットにしたお得な『ひぐらしのなく頃に絆 一・二巻パック』が2009年12月23日（水・祝日）に発売されるとのこと。
