■ストーリー
[size=95%] 自分には“加奈”という名前の、2つ歳の離れた妹がいる。加奈は病弱で、小さなころから入院と退院を繰り返す毎日を送っていた。両親はそういった妹にかかりっきりになることが多く、幼かった自分にとって加奈は「自分から両親を奪う、憎むべき存在」でしかなかった。
[size=95%] しかしある日のこと、家族で出かけたハイキングの最中に起こった事件がきっかけで、加奈に対する感情は変化した。
[size=95%]「絶対に守ってあげなくちゃいけない。兄である自分が……」
[size=95%] 以来、あなたは幼いころに誓った心のままに、妹である加奈を守り、そして彼女の幸せを祈っている。かつてあれほど加奈を大事にしていた両親が「過保護すぎる」と心配するほどに、大事に、大切に加奈を見守り続けている。
[size=95%] そして加奈は、自分をずっと守ってきた兄の背中を見つめ続けてきた……。