バンダイナムコゲームスは、PSP用ソフト『ヒーローズファンタジア』を今冬に発売する。
本作は、人気アニメ作品のキャラクターたちが一堂に会すRPG。1990年代～2000年代のアニメ10作品が登場する。独自のバトルシステム“ダイレクトアクションシフト”により、多数のキャラクターが自由に入れ替わり、多重攻撃が入り乱れる迫力の戦闘シーンが展開する。また、各アニメの必殺技を彷彿（ほうふつ）とさせる“アニメ演出”が用いられたカットインが挿入されるのも特徴だ。
初報となる今回の記事では、本作の世界観やバトルシステム、登場作品＆キャラクターなどを紹介する。
■物語の舞台 本作は、日本を中心とした現実世界と、異世界アドロアス界の2つの世界が舞台になる。
▲現実世界……日本を中心とした現実の世界。本土には名門私立の風華学園や奥東京市などがあり、英国には大英図書館、そして首都の南西には大隆起現象によって生まれたロストグラウンドが広がる。 ▲アドロアス界……まったくの異世界。 ある災厄によって人口の大半が死滅し、滅亡の危機にある世界。唯一の生き残りであるヤップ＝ナー王国がゲームの舞台になる。
■バトルシステム“ダイレクトアクションシフト” 本作では、敵味方のターンが交互に入れ替わるターン制のバトルが採用されている。連係攻撃をつなぎ、最大4人1組のフォーメーションで攻撃を繰り出す戦闘システム“ダイレクトアクションシフト”により、戦闘に参加するキャラクターと、そのポジションを自由に入れ替えて戦える。
バトルに参加可能な味方の最大数は16人。内フォーメーションを組む4人がPSPの△○×□に対応しており、ボタンを押すことでそのキャラクターが行動する。
▲ボタンを押すことで、即座にキャラクターが攻撃を開始する。画面右上の行動ポイント分、攻撃が可能だ。後衛キャラクターの場合、遠距離攻撃が行える。
また、十字ボタンの上下左右を押すことで、ポジションを入れ替えられる。作品ごとに各ポジションのキャラクターが決められており、ポジションが変わると同作品の別のキャラクターに自動で交替する。
▲ポジションを変えるとリナからガウリィへ、といった具合にキャラクターがチェンジ！ キャラクターによって能力や特性が異なるので、状況によってポジションを適切に変えていこう。
■イベントシーンはマンガのように展開！
▲画面いっぱいに、迫力のキャラクタービジュアルが広がる。カットインが多様され、マンガのコマ割のような会話イベントが展開する！
■『スクライド』 2001年7月から放送された。特殊な能力、アルターを持った者たちの戦いを描いたバトルアニメ。熱い展開と名台詞の数々が話題となった。
●カズマ（CV：保志総一朗）
▲アルター能力により変化した右腕“シェルブリット”から強力なパンチを叩き込む。地面を殴ることで空中に大きくジャンプし、落下しながら相手に一撃を加える。
▲必殺技“衝撃のファースト・ブリット”……アルター能力によって変化した右腕がさらに変形。背中の3枚の羽のうち、1枚を消費することで爆発的な推進力が発生する。そのまま自慢の拳を叩き込む！
■『魔術士オーフェン』 1998年10月から放送されたTVアニメ。原作小説をベースに、魔術士オーフェンと仲間たちの冒険を、時にはシリアスに、時にはコミカルに描く娯楽活劇。
●オーフェン（CV：森久保祥太郎）
▲音声魔術である光熱波。 呪文を唱えることで、手の先から閃光をともなうエネルギーの波動を放出する。放たれた波動は目標に命中するのと同時に大爆発を起こす。
▲必殺技“我は砕く原始の静寂”……手のひらの中で空間そのものが歪んでいく。音声呪文とともに歪みが一気に解放され、巨大な衝撃波が発生する。
■『魔法戦士リウイ』 2001年4月から放送されたTVアニメ。原作をベースにしながらも、オリジナルの要素をふんだんに盛り込んだ。ギャグとお色気がたっぷり詰め込まれた娯楽冒険譚になっている。
●リウイ（CV：小西克幸）
▲野性の本能のままに、強烈なパンチを繰り出す。そしてトドメは鮮やかなキック。魔法戦士と言いながらも、実は肉弾系キャラクター。
▲必殺技“リウイパンチ”……魔法の杖をかざすリウイ。でもやっぱり、魔法の杖なんて使わない！ ひたすらぶん殴り、トドメにリウイパンチがさく裂！
■『R.O.D －READ OR DIE－』 2001年5月～2002年2月に渡って発売されたオリジナルビデオアニメ。主人公・読子が所属する大英帝国図書館特殊工作部と、一休宗純率いる偉人軍団との戦いが描かれる。
●読子・リードマン（CV：三浦理恵子）
▲紙の束を刀状にして、敵を切り裂く！ さらに、鋼鉄の堅さとナイフの切れ味を伴った紙片による追撃弾が飛来する。
▲必殺技“ザ・ペーパー”……トランクから紙の束が放出された紙を自在に操り、次々と紙の手裏剣で攻撃！ トドメは紙飛行機を敵の急所に目掛けて発射する。
■『ケロロ軍曹』 2004年4月から放送されたTVアニメ。地球侵略にやってきたケロロたちの活躍と日常生活をコミカルに描いたギャグアニメ。広い年齢層から人気を獲得した。
●ケロロ軍曹（CV：渡辺久美子）
▲冬樹から特別に返してもらったケロボールがケロロ軍曹の攻撃手段。どんな結果が出るのか、それは押してみてのお楽しみ。ラッキーなら、敵に強力な電撃が降り注ぐ。
▲必殺技“アンゴル・モアの究極奥義「黙示録撃（ハルマゲドン）」”……本来の姿に戻ったモアが、ルシファースピアを構えてハルマゲドンを発動！ ぐっと破壊力を抑えて地球を叩くが、すさまじい威力の攻撃が敵を襲う！
■『舞－HiME』 2004年9月から放送されたTVアニメ。特殊な能力を持ってしまったHiMEと呼ばれる少女たちの戦いを描いた、サンライズ初の萌え＋バトル作品だ。幅広いメディアミックスも話題となった。
●鴇羽舞衣（CV：中原麻衣）
▲エレメントによって空中に浮遊する舞衣。精神を集中して火弾を発生させ、敵に向かって放つ。
▲必殺技“カグツチ”……舞の身体を通し、彼女が使役するチャイルド・カグツチが出現！ 舞衣の意志に従うかのように、カグツチの口から巨大な火炎球が放たれる
■『BLOOD＋』 2005年10月から全国ネットで放送されたTVアニメ。歴史の闇に潜んできた翼手と、唯一それを狩ることのできる音無小夜との戦いを描いたアクション大作。
●音無小夜（CV：喜多村英梨）
▲空中高くジャンプし、敵に向かって刀を振り下ろす。着地して横一閃でもう一撃を決める。
▲必殺技“斬撃”……刀に手のひらを当てると、彼女の血がブレードに浸透していく。血の浸透した刀を、一気に振り下ろす！
■『DARKER THAN BLACK－黒の契約者－』 2007年4月から放送されたTVアニメ。能力を発動するごとに、一定の“対価”を支払わなければならない“契約者”と呼ばれる特殊能力者同士の戦いが描かれる。
●黒（CV：木内秀信）
▲ワイヤー付きのナイフを構え、敵に向かって連続して投てきする。
▲必殺技“電撃”……仮面をつけた“黒の死神”。ベルトに仕込んだワイヤーを敵に向かって投げた後、ワイヤーを通じて電撃を放つ。
■『DARKER THAN BLACK－流星の双子－』 2009年10月から放送されたTVアニメ。『DARKER THAN BLACK－黒の契約者－』の続編で、前作から2年後を舞台に、新たな契約者・蘇芳の流転の運命が描かれる。
●蘇芳・パブリチェンコ（CV：花澤香菜）
▲ガラスの破片を、冷静かつ正確に投てきする。蘇芳らしい的確な攻撃だ。
▲必殺技“狙撃”……流星核がきらめき、身体から対戦車ライフルが出現。発砲後は、対価の鶴が折られる。
■『スレイヤーズREVOLUTION』 2008年7月から放送されたTVアニメ。リナたちおなじみのキャラクターたちが魔獣の脅威に立ち向かう。当時、11年ぶりの復活ということも話題になった。
●リナ＝インバース（CV：林原めぐみ）
▲両手を構えて精神を集中。火の玉が発生して、次第に大きくなっていく。敵に向けて火球を発射！
▲必殺技“竜破斬（ドラグ・スレイブ）”……リナの代名詞とも言える攻撃魔法。街1つを吹き飛ばすほどの衝撃が、敵をのみ込む！
