千葉の幕張メッセにおいて、本日2月18日に開催された“AOU2012 アミューズメント・エキスポ”。そのバンダイナムコゲームスブースで、アミューズメント施設向けACT『機動戦士ガンダム EXTREME VS. FULL BOOST(エクストリームバーサス フルブースト)』のステージイベントが開催された。
『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス フルブースト』は、2010年9月に稼働した『機動戦士ガンダム EXTREME VS.』を大幅にバージョンアップした、AC『機動戦士ガンダム VS.』シリーズの最新作。『ガンダム VS.』シリーズ最多となるモビルスーツ(MS)が参戦し、過去シリーズで人気だった機体や新たなMSが続々登場する。
イベントには、プロデューサーの馬場龍一郎さんに加えて、新たに参戦するコミック『ガンダムEXA』のメインキャラを演じる声優の岡本信彦さんと竹達彩奈さんが登場。キャラクターを演じた感想やゲームについて語った。また、機体の新情報も公開された。
▲松戸と日本橋で行われたロケテストに続いて、会場でも本作を体験できた。大勢の人が参加してくれたことに対して、馬場さんは感謝の気持ちを伝えた。 ▲改めて内容について解説する馬場さん。細かなポイントだが、ロゴがブーストして、前作よりもとがっているという。 “『機動戦士ガンダム EXTREME VS. 』PREMIUM DOGFIGHT 2012 決勝大会”では、新たな参戦作品として『月刊ガンダムエース』(角川書店刊)で連載中のコミック『ガンダムEXA』が発表された。作中で活躍しているエクストリームガンダム(type-レオス)に加えて、パイロットのレオス・アロイとプレイヤーナビのセシア・アウェアが本作に登場する。ここで、レオス役の岡本さんと、セシア役の竹達さんがセリフを言いながら登場。集まったファンを沸かせた。
▲2種類から選択することになる、“エクストリームバースト”。全国大会後のテストプレイやロケテストを受けて、内容が少し変わっているとのこと。 ▲一部の機体にのみ実装されていた“バーストアタック”が全機体に搭載される。派手な演出にも注目したい。
岡本さんが声優に目指したきっかけの1つに、“ガンダムに乗りたい!”というのがあったという。それがかなったことで、親が祝福してくれたという。続いて竹達さんも、男の子の憧れるガンダム作品に出るということで、お兄ちゃんが喜んだというエピソードを明かした。
▲左がレオス役の岡本さん。右がセシア役の竹達さん。ファンの熱狂ぶりに驚いていた。
『機動戦士ガンダムSEED 連合vs.Z.A.F.T.』をはじめ、シリーズをプレイしているという岡本さん。最近では、PS3版『機動戦士ガンダム EXTREME VS.』のオンライン対戦で「この瞬間を待っていたんだーッ!」と叫ぶクロスボーン・ガンダムX1フルクロスにやられていることを、笑いながら明かした。竹達さんは「有名な作品に出ることに不安はありましたが、役をもらったからには、精一杯やろうと思いました」を当時の心境を告白。しかし、ガンダムには詳しくないため、原作の『ガンダムEXA』を通して勉強していきたいと考えているようだ。
収録について話が及ぶと、馬場さんの口から「オーディションでは、2人ともだいぶ緊張していました!」という当時の様子が明らかに。岡本さんは、『コミックボンボン』を読んでいために、ときた洸一さんと会ったことで緊張したという。一方の竹達さんも緊張しすぎて、頭の中が真っ白になり、大勢の人が後ろで見ていたことしか覚えていなかったようだ。
実は2人ともアフレコを2回行っているという。竹達さんは風邪で声が出なかったためで、岡本さんは声を張るセリフが多く、2回に分けたため。馬場さんが、レオスは他のキャラと比べて2~3倍収録したことを明かすと、岡本さんも「同じキャラを演じているとは思えないセリフがあった」と、キャラクターボイスが数パターンあることをうかがわせる発言をした。
前作で立ちはだかったエクストリームガンダムをもとにしたエクストリームガンダム(type-レオス)が、本作ではプレイアブル機体として登場する。これは、プレイヤーからの要望が多かったためだという。また、前作でエクストリームガンダムは3つの戦闘形態を取ったが、この要素は“type-レオス”でも健在。ここで、格闘形態である“ゼノン・フェース”が公開された。
▲実際にセリフの一部が披露された。ゲームに実装される前の生アフレコということで、会場に来ていた人とバンダイナムコライブTVを見ていた人だけのうれしいコーナーであった。
エクストリームガンダム(type-レオス) ▲もともとはex-の手によって生み出されたエクストリームガンダムを、セシアが“常識的”に改修した機体であり、前作で猛威を振るったex-のエクストリームガンダムと共通する特徴を持つ。
▲ビームガンとシールドを構える“type-レオス”。武装を見る限り、射撃はあまり得意ではないようだが、どんな攻撃を行うのか!?
エクストリームガンダム(type-レオス)ゼノン・フェース ▲“type-レオス”が、格闘戦に特化した世界のGAデータを得て進化した姿。格闘特化形態タキオン・フェイズの性質を受け継いでいるが、真の武器はあらゆる兵器を凌駕するその鋼鉄の拳だ。 スクリーンでは、2本のビーム・サーベルを振って攻撃する画像に続いて、光る装甲のようなものを付けた“type-レオス”の画像が公開された。“type-レオス”は、ノーマル、第1形態、第2形態という3つの形態をプレイ中にとるという。「自分で状況にあわせて、形態を変えて戦える」と馬場さんが発言したことから、換装できるように思えるが、はたしてどうなっているのだろうか!? 他にも、地面をビーム・サーベルで突き刺す攻撃や、大きなサーベルで上から振りおろすような攻撃も見てとれた。
▲機体と同様、搭乗するレオスもドモン・カッシュをはじめとする熱き魂の影響を受ける。この形態へと進化した後のレオスは、燃えたぎる心と後先を考えぬ勇気を併せ持つ、極限の漢(おとこ)へと変ぼうする。
格闘形態“ゼノン・フェース”になると、レオスの声も変化。岡本さんは「意外と変わってないかもしれませんが……気持ちの面で変わっています!」とコメント。馬場さんからは「関さん(ドモン役の関智一さん)が乗り移ってくれ」という要望が出て、目から血を出しそうになったという。その様子は、音響監督が心配するほど大変な収録だったことを岡本さんは告白した。
本作からは、パイロットとプレイヤーナビの衣装を変えることが可能。竹達さんが演じたセシアは通常よりも衣装が多く用意されているという。また、“ガンダム VS.モバイル”の会員になっていると、イベント時には専用のボイスを聞ける。会場では、バレンタインデーやバトル後のセリフが読み上げられた。
先日も公開された、オープニング映像が公開された。前回のバージョンから少しずつ変化しているという。食い入るように見ていた岡本さんは、「激しくてカッコいい! 勢いがあって、胸にきます!」と大興奮。竹達さんも「力強くて、こんな曲を聞きながら戦ったら、うまく遊べそう」と続けて語った。なお、このオープニング映像は、公式サイトで来週公開予定とのことだ。
2月20日~26日には、新宿スポーツランド本館とラウンドワン横浜駅西口店で、ロケテストが行われる。今回出展されたバージョンとは異なるものだということなので、興味がある人は足を運んでみては?
▲Hi-STANDARDのフロントマンである難波章浩さんと、元THE MAD CAPSULE MARKETSのメンバー・上田剛士さんによるコラボアーティストがオープニングを担当。『FIGHT IT OUT feat. K(Pay money To my Pain)』は、本作のために作られた楽曲だ。
最後に、ファンに向けてメッセージが贈られた。「自分の機体に加えて、新規参戦機体もあり、早くやって見たいです」とファン目線なコメントをしたのは岡本さん。続いて竹達さんも、「ゲームはもともと好きなので、レオスとセシアでプレイしてみたいです!」と発言した。最後に馬場さんは「2人の思いが作品に入っているので、皆さんに届くのが楽しみです。ゲームの稼働時期は4月上旬で、稼働時にはレオスとセシアも実装される予定。頑張って開発中なので、期待してください」とあいさつして、イベントは終了となった。
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