バンダイナムコゲームスは、4月5日に発売するPSP用S・RPG『第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇（以下、再世篇）』の新情報を公開した。
本作は、シリーズ20周年記念作品として制作された『第2次スーパーロボット大戦Z』の第2部にしてシリーズ最新作。前作『第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇（以下、破界篇）』を超える40作品が参戦し、『太陽の使者 鉄人28号』『マクロス ダイナマイト7』『機動戦士ガンダム00 2nd Season』『コードギアス 反逆のルルーシュ R2』といった作品が新規参戦している。シナリオ数などのゲームボリュームは前作を上回り、『第2次スーパーロボット大戦Z』のストーリー完結までが描かれる。参戦作品の詳細は1月27日の記事を参照してほしい。
今作で追加される新要素“エンブレム・システム”と、原作の設定を再現した歌システムやVコンシステムといった情報が明らかになった。
■エンブレム・システム 今作では、ゲームプレイ中に特定の条件を満たすことで、さまざまな“エンブレム”を獲得できる。エンブレムを獲得すると、特殊な強化パーツと資金が得られる。エンブレムの概要に加えて、5種あるエンブレムの内の1つ“アイアンエンブレム”について掲載する。
【エンブレムの概要】
・エンブレムにはアイアン、ブロンズ、シルバー、ゴールド、プラチナの5種がある。
・獲得条件や、獲得によって入手できる強化パーツの効果や資金は、エンブレムごとに異なる。
・“エンブレム・システム”によって得られる強化パーツは特殊なもので、通常の方法では入手できない。
・エンブレムの入手条件はゲーム中で表示されておらず、プレイヤーが自分で見つけなければいけない。
◆“アイアンエンブレム”
味方パイロットは敵機の撃墜数が70を超えると、エースパイロットになる。ゲーム中にこのエースパイロットを20名育成することが、“アイアンエンブレム”の獲得条件。このエンブレムを手に入れると、エンブレム獲得のメッセージが表示されて、特殊な強化パーツ“アイアンエンブレム”と、資金が得られる。
強化パーツ“アイアンエンブレム”は、戦闘時の入手経験値が2倍になるというもの。精神コマンド“努力”と重複するため、これを装備して“努力”を使えば、手に入る経験値は4倍になる。このように、“エンブレム・システム”によって得られる強化パーツは非常にお得なものになっている。
また、『再世篇』には通算で獲得した資金やSRポイント、トップ撃墜数のパイロットなどをチェックできるトータルリザルトある。この画面は、戦闘マップ中などで確認可。エンブレム獲得のための目安になる。
■原作設定を再現したシステム 原作設定を再現したシステムとして“歌システム”、“イカルガの乗り換え”、“ゼロシステム”、“Vコンシステム”が公開された。
◆歌システム 『マクロス7』と『マクロス ダイナマイト7』の主人公・熱気バサラのみが使用できる特殊なシステム。バサラは武器による攻撃を行わず“歌”によって味方や敵にさまざまな効果を与えられる。
敵味方を問わずあらゆるユニットに、バサラは歌を聴かせることができる。歌の効果はそれを聴かせた対象によって異なる。
●歌の対象が味方パイロットの場合……曲目ごとに、設定された特殊効果を受ける。
【曲目と効果】
・『PLANET DANCE』……HP回復
・『突撃ラブハート』……気力上昇
・『TRY AGAIN』……能力値アップ
（上記の3曲以外にも曲目は存在する）
●歌の対象が敵パイロットの場合……バサラの歌を敵に聴かせた時の効果は、以下の3つになる。 ・相手が“バジュラ”……バジュラの気力が低下するが、ダメージは与えられない。
・相手が“次元獣”……次元獣の気力が低下し、さらにダメージを与えられる。
・相手がバジュラと次元獣以外……相手に効果は与えられないが、バサラ自身の歌エネルギー（後述）は上昇する。
●歌撤退 バジュラ（一部を除く）は、バサラの歌によって気力が120以下になると、その場で撤退する。これを“歌撤退”といい、撃墜と同様に経験値や撃墜数などを獲得できる。なお、“歌撤退”させた場合、獲得するPPは撃墜時の2倍の値になる。
●歌の使い方 バサラは個別コマンドに“攻撃”がなく、“歌”が存在。“歌”を選択後に、曲選択画面で曲を選ぶ。“歌”には、1つのユニットに対して使用できるものと、複数のユニットに同時に使用できるもの（MAP歌）の2種類がある。1つのユニットに対して使用できる“歌”を選び、対象を選択した場合は、戦闘シーンに移行する。
▲VF-19改ファイヤーバルキリーの戦闘シーン。バジュラや次元獣に歌を聴かせている。
また、バサラのみパイロット能力に“歌エネルギー”と“歌魂（うただましい）”というパラメータが設定されている。
・“歌エネルギー”……歌を使用する際に消費されるエネルギー。歌エネルギーは気力にあわせて上昇する他、マップ中のさまざまな行動によって変化。なお、歌エネルギーが上昇すると、HPの回復量や特定の敵の気力を低下させる値などが増加する。
・“歌魂”……次元獣はバサラの歌によってダメージを受ける。この“歌魂”の数値が高ければ高いほど、次元獣に与えるダメージ値も上昇する。
◆イカルガの乗り換えについて 『コードギアス 反逆のルルーシュ R2』のゼロは、味方母艦イカルガの艦長だが、彼が蜃気楼（ゼロが搭乗する機体）のパイロットとして出撃した場合は、扇要がイカルガの艦長を務める。なお、艦長が変化することで、サブパイロットと個別コマンドも変化する。
●ゼロがイカルガの艦長として出撃している場合
ゼロが艦長となり、サブパイロットとして扇、玉城、ラクシャータが同乗する。個別コマンド“戦術指揮”が使用可能。
▲ゼロが艦長の場合の戦闘シーン。武器は“ハドロン重砲”。
●ゼロが蜃気楼で出撃している場合
扇が艦長となり、サブパイロットとして玉城、ラクシャータが同乗する。個別コマンド“戦術指揮”は使用できない。
◆ゼロシステム ウイングガンダムゼロに搭乗しているパイロットの気力が130以上になると“ゼロシステム”が起動し、パイロットの能力（格闘・射撃・技量・防御・命中・回避）が上昇する。
◆Vコンシステム
鉄人28号に搭載されている“Vコンシステム”はつねに発動しており、以下の3つの効果がある。
【“Vコンシステム”効果】
・パイロットのステータスが低下する特殊効果“能力半減”“行動不能”“気力低下”“SP低下”を無効化。
・敵フェイズ中に連続して攻撃された際、自機の回避率が低下する“連続ターゲット補正”を無効化。
・複数の敵に隣接された際、敵から受けるダメージが上昇する“プレースメント”の効果を無効化。
