●“選択が未来を紡ぐRPG”大量の情報が一挙公開2012年6月2日、横浜アリーナにて開催された“テイルズ オブ フェスティバル 2012』において、“NEXT TALES OF”として告知されていた、『テイルズ オブ』シリーズのマザーシップタイトル最新作が、プレイステーション3用ソフト『テイルズ オブ エクシリア2』であり、2012年冬発売を目指して制作中であることが発表された。
イベントでは、プロデューサーの馬場英雄氏が登場し、さまざまな情報を明かしてくれた。本稿では、イベントにて明らかになった情報を、漏らさずお伝えしていく。
まず冒頭には、早くもプロモーション映像が上映され、観客の大きな歓声と拍手を受けた。映像を見る限り、たしかに『エクシリア』らしさがありつつも、どことなく雰囲気が変わっているようにも見受けられる。また、この日公開されたふたりのキャラクター以外にも、なにやら重要そうなキャラクターの姿もちらほら……。もう一度じっくり鑑賞するため、改めてこの映像が公開されることを期待したい。
そのほか明らかになった情報を要素ごとにまとめていこう。
【世界：前作の1年後が舞台】
前作『テイルズ オブ エクシリア』のエンディングの1年後が舞台となる。当然、前作でも登場した、リーゼ・マクシアなども登場するが、今回はおもにエレンピオスが主要な舞台となるらしい。
【キャラクター：ふたりの主要キャラが公開】
まずは主要キャラクターの中からふたりが紹介された。
ひとりは、ルドガー・ウィル・クルスニク。キャラクターデザインは、シリーズファンにはおなじみの奥村大悟氏で、演じるのは近藤隆。
そしてもうひとりは、なんと若干8歳の少女、エル・メル・マータ。演じるのは 伊瀬茉莉也。彼女はある目的のために旅をしていたところ、偶然ルドガーと出会い、事件に巻き込まれることになる。ルドガーの飼い猫であるルルと仲がよいようだ。そして彼女は、物語の鍵を握る人物なのだとか。はたしてパーティーキャラクターとしてバトルに参加するかどうかについては、馬場氏は「どうなんでしょうね？（笑）」と、肯定も否定もしていなかった。
【“選択肢”システム：選択次第で未来が変わる】
『テイルズ オブ』シリーズでは毎回独特のジャンル名が付いているが、今回は“選択が未来を紡ぐRPG”。“選択”は今回の重要なテーマとなっているようで、“選択肢”というゲームシステムの存在も明かされた。これは、「プレイヤーが、ルドガー自身になってほしいという思いがあります。そこで選択というキーワードを、ゲームシステムに落とし込んでいます」（馬場氏）とのこと。具体的には、イベント中に選択肢が現れ、その選択次第でイベントの展開、ひいては未来が変化するのだという。参考として上映された映像では、列車内でエドガーが敵兵士（？）に追い詰められた際に選択肢が出現。立ち向かうか、降伏するか、その選択によってイベントがいかに変化するかがわかりやすく示されていた。馬場氏は、「これらの選択、どちらが正解かというと、両方正解なんです。何周でもかけて、じっくり遊んでください」と語っていた。
【戦闘システム：複数の武器を切り替えながら戦う？】
戦闘システムは、『エクシリア』を踏襲して“XDR-LMBS （クロスダブルレイド リニアモーションバトルシステム）”と名付けた新たなバトルシステムが採用されている。
主人公のエドガーは、“銃剣槌士”と称されるクラスで、双剣、双銃、ハンマーを自由に使い分けて戦うことができる。ここで披露された映像では、3種の武器を瞬時に切り替えながらコンボをつないでいく様子が確認できた。武器によって出せる技が異なり、同じ武器だけで戦うのも、使い分けて戦うのも自由。もちろんコンボもちゃんとつながる……という、非常に自由度の高いバトルシステムとなっているようだ。
【アニメ：前作同様ufotableが担当】
アニメーションについては、前作と同様にufotableが制作することが決定。
【テーマソング：今回も浜崎あゆみが担当】
「今回も、『エクシリア』という名前が付く以上は変えられません。エイベックスさんにゴリ押しの無理を言ってお願いしました」（馬場氏）ということで、本作でもテーマソングは浜崎あゆみが手がけることが明らかになった。すでに曲はできあがっているそうで、現在はufotableがアニメーションの制作を進めている段階だとのことだ。
またこの発表に合わせて浜崎からのビデオメッセージが披露された。それによると、前作のテーマソング『Progress』と同様、ストーリーが書かれた資料をじっくりチェックし、「私なりに『2』のストーリーを解釈しながら、自分なりの思いを込めて書き下ろしました」（浜崎）とのこと、。前作同様、世界観にぴったり合った楽曲が期待できそうだ。
