『スパロボ』寺田貴信プロデューサーが退社、独立を発表。独立後はスーパーバイザーとして『スパロボ』に関わ
2021年12月10日、バンダイナムコエンターテインメントは、『スーパーロボット大戦』(『スパロボ』)シリーズの最新情報を公開する特番“生スパロボチャンネル”を配信。その中で、『スーパーロボット大戦』シリーズのプロデューサーを務める寺田貴信氏が2021年8月をもって同グループを退社し、独立していたことが発表された。
配信の中で寺田氏は「仕事の幅を広げたいと考えており、バンダイナムコエンターテインメントへフリーになる相談をしたところ、現在開発中の『スパロボ30』が一段落してからという話になり、2021年8月にB.B.スタジオを退社しました」と、独立の理由と経緯を説明。
とはいえ、長らく務めてきた『スパロボ』作品への関与がなくなるわけではなく、「シリーズプロデューサーからスーパーバイザーになり、『スパロボ』から離脱するわけではない」とのことで、シリーズとの関係が途切れるわけではないと説明を行った。
ではなぜ同社とシリーズプロデューサーの職を離れるかというと、「シナリオの制作やグラフィックの監修など、より中身の方に関われるようにしたかった」とその意図を話した。現在、具体的な開発の話は動いていないものの、寺田プロデューサーが開発に意欲を持っていた『スパロボOG』シリーズに関しても同様のスタンスとなるそうで、「何かあればシナリオや設定等で関わりたい」とのことだ。
さらに寺田氏は「Twitterを始めます」と発言するや、自身のスマートフォンを操作してリアルタイムでTwitterアカウントを開設した。
なお、「ゲームの中身とかについては、私は答えられる立場ではないので、問い合わせをされても答えられないですよ(笑)」と改めて自身の立場についても説明していた(Twitterの説明欄にはフリーのプロデューサー、プランナー、ゲームクリエイターと書かれている)。
「この発表をするので今日は最初から顔が硬かった(笑)」と少し笑みを見せた寺田氏は、「今後は“寺田スーパーバイザー”という肩書になるわけだが、言いづらいので寺田、寺田さん、寺田Pでもいいです、プロデューサーじゃないけど」と語った。
と、寺田氏自身の口から退社と退職、独立について発表と説明がされた。
その後、バンダイナムコエンターテインメントのオオチヒロアキプロデューサーが後を引き取り、「じつはかなり以前から寺田さんから相談を受けていて、今年はスパロボ30周年で『スパロボ30』の発売年でもあるので、ある程度落ち着いてからということになった。バンダイナムコエンターテインメントとしても今後も寺田さんといっしょにがんばりたい。実際に、2021年8月末の退社後もいっしょに仕事しています」と説明がなされた。
というわけで、退社はするものの『スパロボ』シリーズには関わり続けていくという寺田氏。スーパーバイザーという新たな立場となった寺田氏のより一層の活躍に期待したい。
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