サバイバルホラーの傑作が生まれ変わって登場 カプコンは、プレイステーション3、Xbox 360版『バイオハザード HDリマスター』を、本日2014年11月27日に発売。それにともない、オリジナル版との比較を公開した。
本作は、多くのプレイヤーに「洋館の中を歩いているだけでも恐ろしい」と言わしめたサバイバルホラーの傑作『バイオハザード』(2002年版)をHD化したリマスター版。今回は1996年に発売されたオリジナル版『バイオハザード』と『バイオハザード HDリマスター』を比較。生まれ変わったグラフィック表現や新たなアイディアも加えられ、1996年発売のオリジナル版を遊びつくしたプレイヤーでも新鮮なゲーム体験が味わえる。
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▲印象的なシーンのイメージはそのままに、さらに美しく、恐ろしく進化。 |
■美しくなったグラフィック
まずはグラフィックを、オリジナル版と今回の『バイオハザード HDリマスター』の同じシチュエーションを比較。カーペットや壁紙の模様に至るまでオリジナルのイメージはそのままに、フォトリアルなデザインに置き換えられている。どのような翻案が施されているのか、じっくり見比べてみるのも一興だ。
オリジナル版とリメイク版ではライティングや生物的表現など各所に大きな差が見られる。けれど、“どれだけプレイヤーを驚かせられるか”という目的に向けて、それぞれの時代での技術レベルやハードの性能と言った制限の中、知恵と工夫を尽くしている点に変わりはない。
■新たなステージ
第1作『バイオハザード』の象徴ともいえる洋館。ただ美しくなっただけではなく、さまざまな仕掛けや新たな舞台も追加されている。オリジナル版をやりこんでいたプレイヤーも、勝手のわからない舞台ではゲーム内の登場人物と同じように戸惑うはずだ。
■新たなクリーチャー
新たに加えられた2体は、どちらも本作を象徴するクリーチャー。物語の面でも、ゲーム性の面でも驚きと深みを与えるこの2体。詳細は、プレイしてからのお楽しみだ。
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▲リサ・トレヴァー
哀しい出自を持つリサの詳細は、洋館に隠されたファイルを見つけ出すことで知ることができる。 |
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▲クリムゾン・ヘッド
ゾンビのサラなる変異体と思われるクリムゾン・ヘッド。手強いのはもちろんだが……? |
シリーズでは数少ないマルチエンディングが採用されており、ゲームプレイ中のプレイヤーの行動や選択で物語の展開やエンディングが変化する。“バイオハザード正史”として語られている物語以外の結末も、ぜひその目で確かめよう。
■追加要素
本作では、テクスチャーの高解像度化や新たな映像効果の追加、新規オブジェクトの追加など、HD映像出力へ向けたグラフィックの精細化と、サウンドの高音質化と5.1ch化、日本語ボイスの追加などが行われている。
◆ワイド画面(16:9)への対応
原作と同じ画面比率(4:3)での表示はもちろん、ワイド画面(16:9)表示にも対応。ゲーム中だけでなくドラマを盛り上げるカットシーンやCGムービーも、ワイド画面で楽しめる。ワイド画面時に表示しきれない上下の画面はプレイヤーの動きに応じて自然にスクロール。原作の表示領域を歪めたり、削ることなくワイド画面表示が実現した。
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▲オリジナル画面表示とワイド画面表示は、ゲームプレイ中にリアルタイムで変更が可能。 |
◆アレンジ操作の追加
原作と同じ感覚でプレイできるオリジナル操作はもちろん、アナログスティックを倒した方向へ直観的に移動することができるアレンジ操作も。操作方法はリアルタイムに切り替えることが可能なので、シーンに応じて使い分けることも可能だ。
◆クリス&ジル BSAA版コスチューム
9月に開催された「ラクーンシティ感染拡大キャンペーン」の達成報酬として、クリスとジルのBSAA版コスチュームがゲーム本編に登場する。洋館事件から幾多の死地をくぐりぬけた姿でのサバイバルホラーを楽しもう。