次期の見通しに関しては、ニンテンドー3DSについては、「ハードウェアの全世界累計販売台数が4300万台を超え、ソフトウェアの販売を拡大させるのに十分な普及規模となりました」としつつ、対応ソフトウェアとしては、『マリオゴルフ ワールドツアー』を全世界で5月に、『トモダチコレクション 新生活』を欧米で6月にそれぞれ発売。また、『大乱闘スマッシュブラザーズ for ニンテンドー3DS』を全世界で夏に発売するほか、「次期においても継続して有力タイトルを発売することで、ニンテンドー3DSのプラットフォームビジネスから、しっかりとした利益を産み出すように努めていきます」(決算短信より)とのこと。
一方で、Wii Uに関しては、「厳しい販売状況が続いている」(決算短信より)としつつも、プラットフォーム活性化のための取り組みを重点的に行うとのこと。具体的な取り組みの内容としては、「Wii U GamePadの特長を活かしたソフトウェアの提案、標準搭載しているNFCリーダーライター機能の活用、ニンテンドーDSのバーチャルコンソールをWii Uのソフトウェアラインアップに順次加えていくなど、Wii U最大の特長であるWii U GamePadの存在意義を高めることで、Wii Uプラットフォームの販売拡大につなげていきます」(決算短信より)とのこと。さらに、対応ソフトウェアとしては、全世界で5月に発売する『マリオカート8』、今年冬に発売する『大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U』という、幅広いお客様に“ひとりでもみんなでも”楽しんでもらえるふたつのソフトを軸として、順次高品質なタイトルを発売していくほか、ニンテンドーeショップを通じたデジタル配信ビジネスにも積極的に取り組んでいく予定だ。
さらに、「娯楽を“人々のQOL~Quality of Life(生活の質)~を楽しく向上させるもの”と再定義し、ビデオゲーム専用機とは別の領域で、“人々のQOLを楽しく向上させるプラットフォームビジネス”を新たに展開していきます。最初のステップとしては“健康”をテーマとし、娯楽企業としての強みを活かしたユニークなアプローチで取り組みます」(決算短信より)とのことだ。