●新しい基本となる4つの型 セガから2014年2月22日発売予定のプレイステーション4/プレイステーション3用ソフト『龍が如く 維新!』。ナンバリングシリーズで積み上げられてきた“ケンカバトル”の長所はそのままに、幕末という時代設定ならではのシステムに進化を遂げたバトルシステムが公開されたので紹介する。
本作のバトルシステムのキモとなる4つの型と、刀や銃といった武器の作成や改造だ。主人公である坂本龍馬(斎藤一)は、その確かな剣術の腕前と、リボルバー式の短銃を使いこなし、動乱の幕末の世で、さまざまな敵と戦いをくり広げていくことになる。
本作のバトルでは、刀と銃、そして拳、それらを組み合わせた“4つの型”を基本とした多彩なバトルスタイルが存在。そしてそれぞれのバトルスタイルで、“ヒートアクション”や“絶技”といった、シリーズお馴染みの大技も多数用意されているぞ。
◆一刀の型
武士の魂である刀と、きびしい鍛錬の積み重ねによって、一撃必殺の太刀をくり出す型。刀を両手で持ち、力を込めることで、敵の防御の上からでも斬撃を叩き込む豪快な技の数々で、敵の多少の攻撃はものともせずに、突き進むことができる。
<システム>
攻撃をくり出す際に、ボタンを長押ししてチャージすることで、より強力な攻撃をくり出すことができる。防御面でも、ガードはもちろん、敵の刀を巻き上げるなど、剣術同士の戦いで多彩な対応手段を持つ。
<こんな人にオススメ>
大きな一撃で勝負を決める、力押しの戦いが好きな人向け。敵の攻撃にひるまずに大技を出せるので、避けるのが苦手な人でも安心。
◆短銃の型
坂本龍馬のシンボルとも言える、リボルバー式の短銃を使って敵を翻弄する型。遠距離からの射撃はもちろん、囲まれた際の背面撃ちや多段撃ち、接近しての体術など対応力の高さが際立つ。4つの型の中でも、連射性や威力、命中精度など、成長や武器の強化の恩恵を最も受けやすい型であるとも言えよう。
<システム>
敵に向かって、溜め撃ちや連射することで、敵の装備を弾くことも可能。それ以外にも、走り込み射撃や回避撃ち、蹴りで防御を崩してからの射撃など多彩な攻撃を使い分けて戦う。また、特殊な弾丸を作ることで、炎を放ったり、毒性のある射撃を行うこともできるようになる。
<こんな人にオススメ>
素材集めと武器のカスタマイズが好きならこの型。接近戦の立ち合いが苦手でも、強い銃を作って強力な弾丸まで用意しておけば、強敵とも十分に渡り合えるだろう。
◆格闘の型
すべての武術の基本となる体幹の強化によってなる、己の拳のみで敵を叩きのめす型。敵の多くは刀を持っており、素手で挑むことは圧倒的に不利だが、ひとたび敵の攻撃を受け流すことができれば、軽快な連続攻撃を叩き込むことができるという、受けからの強力な反撃を狙う一発逆転の型だ。
<システム>
敵の攻撃を見切り、受け流すことができればそこからはチャンスタイム。一気に攻撃を叩き込むことができる。また防具である籠手を強化することで、打撃の威力を上げることもできる。武器をしまって戦っているため、街中に落ちているさまざまなものを拾って、武器として使用することも可能だ。
<こんな人にオススメ>
武器を持たないデメリットがありながらも、強力な一発逆転を狙っていくやや上級者向けの型。武器を出しながらの攻撃なども可能なので、いろいろなスタイルを使い分けたい人にもオススメ。
◆乱舞の型
右手に刀、左手に銃を持ち、斬撃と銃撃を同時に行い、武術の概念を無視して大暴れする型。回転しながらの斬撃と、その合間に放たれる弾丸に隙はなく、圧倒的な手数で多くの敵を蹴散らすことができる。瞬く間に連撃を叩き込んで、反撃の隙を与えることなく敵を倒しくことができる型だ。
<システム>
高速の斬撃と銃撃がさまざまなパターンで組み合わさり、連続攻撃に特化したトリッキーなコンボになっている。刀と銃、両方の能力を発揮することができるので、武器の組み合わせを考えるのもひとつの楽しみになっている。
<こんな人にオススメ>
蝶のように舞う華麗な連続攻撃が見どころの乱舞の型は、さまざまな技を出しわけられる上級者はもちろん、適当に技を出していても格好よく戦えるので、バトルが苦手な人にもオススメ。武器がふたつ同時に使えるので、武器の強化のやりごたえ抜群で、強くしたぶんだけ成長を体感することができるぞ。
上記4つの型以外にも、槍、大太刀、大筒といった特殊な武器を装備することができる。もちろん過去シリーズ同様、街中に落ちているさまざまなものを武器として使って、戦うことも可能となっているのだ。