2017年11月1日〜5日(現地時間)まで、フランス・パリにてゲームイベントParis Games Week 2017が開催中。会場内のソニー・インタラクティブエンタテインメントブースには、2018年2月8日発売予定のプレイステーション4版『ワンダと巨像』がプレイアブルで出展されている。さっそくプレイしてみたので、リポートをお届けしよう。 そもそも『ワンダと巨像』とは、いまから12年前の2005年に発売されたタイトルで、プレイステーション2の名作のひとつ。主人公のワンダを操作し、各地に点在する巨像を倒すという内容だ。「巨像を倒す」と簡単に言っても、相手は見上げるほどの超巨体の持ち主。倒すための解法を見つけ出すことが本作の醍醐味となっている。なんとか弱点を突き倒すことができると、その達成感とともに、相手は力なく崩れ落ちる。「最後の一撃は、せつない。」というキャッチコピーを覚えている人もいるだろう。
そんな本作は、2011年にプレイステーション3用のHDリマスター版として復刻。そこからさらに時が過ぎ、2018年2月8日。プレイステーション4版の『ワンダの巨像』が発売されることとなったのだ。
今回のプレイステーション4版は、完全リメイクとされているが、ゲーム体験の部分はオリジナルのまま。キャラクターや背景など、いわゆるアセットがすべて作り直されている。Paris Games Weekの会場では“谷歩く大男”と“空を漂う巨大な軌跡”がプレイできる状態になっていたが(記者は10月31日開催のメディアセッションにも参加したため“眠るる巨人の怒り”も試遊済み)、ボタン配置が当時のものから若干変更されている。変更といっても、現在の一般的な操作に寄せた調整であり、冒頭のチュートリアルでもフォローされる。そのため、プレイフィールそのものに変化は感じなかった。映像はというと、さすがにアセットを4K対応に作り直しただけあって、低解像度のテクスチャーを無理矢理アップスケールしたようなボヤけた感じはいっさいなく、非常に高精細。最先端のグラフィックスと言ったらそれは嘘になってしまうが、2018年に遊び直しても古臭い感じはしないはずだ。
スタッフの方に今回のプレイステーション4版『ワンダの巨像』のポイントを伺うと、HDRが非常に効果的に使えたという。HDRとはざっくり言うと、従来よりも輝度の幅を拡大する技術のことで、明暗の表現が飛躍的に豊かになる。『ワンダの巨像』では“光が溢れる”表現を多用しているが、この光が破綻せず(白く飛んだりせず)描画されるようだ。
ひさびさに本作をプレイしたが、巨像の弱点に到達するために知恵を絞り、それがうまくいったときの楽しさは不変。名前は聞いたことはあるけどプレイしたことがないという人は、4KとHDRに対応した超美麗版『ワンダと巨像』でぜひ本作に触れてみてほしい。
(C)Sony Interactive Entertainment Inc.
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