日本一ソフトウェアは、8月7日に発売予定のDS用ソフト『マール王国の人形姫 天使が奏でる愛のうた』の新情報を公開した。
本作は、1998年に発売されたPS用ソフト『マール王国の人形姫』のDS移植作。温かみのあるグラフィックと、表情豊かなキャラクターたちによるミュージカルイベントが楽しめるRPGだ。新要素が追加されている他、システムを改善して、より遊びやすくなっている。
今回、本作に登場するキャラクターの新情報が公開された。キャラクターと人形の情報、追加シナリオ、そして序盤のストーリーが明らかになったので、以下に掲載する。
■キャラクター紹介●“シェリー”(CV:川村万梨阿)
ストーリー後半に登場する重要人物。本編クリア後にプレイできる、「シェリー編」の主人公でもある。古代人の血を引く彼女は、特殊な能力を持っており、能力を解放する際に背中に羽が現れて、天使のような外見に変化する。
思いやりにあふれた大人の女性としての魅力と、いたずら好きで無邪気な少女のような魅力を兼ね備えた、かわいらしい性格の持ち主“シェリー”。彼女が主人公の「シェリー編」では、彼女の少女時代から順に成長していく姿を見ることができる。
●“エリー”
冒険の途中で“コルネット”たちが出会うことになる、迷子の女の子。はぐれてしまった母親を探しているようだ。
■人形たち“コルネット”に力を貸してくれる人形たちを紹介。この他にも、個性的な人形が登場するので、冒険の途中で彼らを探してみては?
“シャルテ”(属性・聖):回復魔法が得意。
“テラ”(属性・魔):シャルテの姉で、攻撃魔法を得意とする。
“テル”(属性・地):弓使いの“テル”は、個性的な「とくしゅ」を使用する。
“Lくん”(属性・雷):普段はかわいらしいが、戦闘中は表情が引き締まり、男らしくなる。
“フレール”(属性・風):お尻に卵の殻をつけたままの、飛竜の赤ちゃん。
“チバ”(属性・炎):鎧武者の人形。炎を使いこなす。
“レジェム”(属性・魔):ふかふかした見た目がかわいらしい“レジェム”は、いつも眠そうに目を閉じている。
“デューク”(属性・水):水の属性を持った、剣士の人形。■追加シナリオ本作では、『マール王国の人形姫』のシナリオに、新たなエピソードが追加され、ボリュームも感動も増している。本編のストーリ中に挿入されるイベント「母を訪ねて」は、迷子の女の子を母親のもとまで連れて行くというもの。“コルネット”はこの一連のイベントを通して、親子の強い絆を感じることになる。もう1つの「シェリー編」は、本編クリア後に、タイトル画面からプレイ可能となるシナリオ。こちらは本編の重要キャラクター・“シェリー”が主人公の番外編シナリオとなっている。追加シナリオは、本編部分では見えなかったキャラクターの一面を見られるだけでなく、本編のバックグラウンドとなるエピソードとして楽しめるようだ。
●「シェリー編」
“コルネット”と深いかかわりのある重要人物“シェリー”。彼女が主人公の「シェリー編」が、本編クリア後の追加シナリオとして収録されている。ここでは、『マール王国の人形姫』で描かれている時代の、はるか昔に起きたひとつの文明が終焉を迎える時の様子をプレイできる。古代文明の王国の王女である“シェリー”は、そんな時代の中で、数奇な運命をたどることになる。
「シェリー編」をプレイすることで、より本編の内容を深く理解し、本編だけでは見えてこなかったキャラクターの一面を見ることができる。なお、このシナリオは、PS2『天使のプレゼント マール王国物語』に収録されたシナリオ「天使がくれた物語」に、改良を加えたものとなっている。●「母を訪ねて」
迷子の女の子を母親の元に送り届けることになった“コルネット”たちに待っている衝撃の結末とは!? このシナリオも、『天使のプレゼント マール王国物語』に収録されたシナリオ「母を訪ねて」を改良したもの。
シリーズの中でも屈指の名エピソードと言われる「母を訪ねて」が、サブイベントとして収録されている。衝撃の結末をぜひプレイして確認してほしい。■序盤のエピソードを紹介●「ミス・マールコンテスト」は一筋縄には行かない!
大きなぬいぐるみ“Lくん”を身にまとってコンテストの第1次審査に臨んだ“コルネット”だったが、観客のリアクションは芳しくなかった。調子の出ない“コルネット”は、そのままステージの上で転び、さらに恥をかいてしまう。
“コルネット”は、“クルル”のススメにしたがって衣装を選んだことを後悔。そして“クルル”に向かってきつい言葉を投げてしまう。ショックを受けた“クルル”は、姿を隠してしまうが、それでも怒りが収まらない“コルネット”は、“クルル”がいなくても平気だと息巻き、不在のまま、コンテストの審査を続ける。第2次審査は、指揮能力の審査。この審査中にラッパが思うように演奏できなくなった“コルネット”は、親友兼ライバルの“エトワール”に負けてしまうのであった。
勝利した“エトワール”の言葉によって、普段いかに“クルル”に励まされ、力を貸してもらっていたのかに気が付いた“コルネット”は、心配して戻ってきた“クルル”に素直に謝り、2人は無事に仲直りするのであった。
●運命の最終審査、その結果は!?
無事に“クルル”と仲直りした“コルネット”は、コンテストの最終審査へと進める。最後の審査は、「自分の気持ちを歌にして伝える」というもの。“コルネット”は、客席で自分を見守っている“クルル”に向けて、感謝の気持ちを精一杯歌い上げる。そして“コルネット”とともに最終審査まで残った“エトワール”は、いつもは意地を張って伝えられずにいる、両親への思いを歌に込めるのであった。
“コルネット”の歌も、“エトワール”の歌も、どちらも聞く人の心に響くとても素敵なものであった。観客だけでなく、審査を行った王妃もそのでき栄えを褒め、“コルネット”と“エトワール”、なんと2人のコンテスト優勝が決定!! “コルネット”は、念願の花嫁候補の座と、パーティで王子様とダンスを踊る権利を手に入れるのでした。
●魔女たちの登場と“コルネット”の決意!
数々の苦労を乗り越えて、王子様とダンスを踊ることになった“コルネット”。緊張で堅くなる彼女を見て、王子も“コルネット”が「森で魔女に襲われていた女の子」だと気が付く。改めて自己紹介をした2人は、多くの人に見守られる中で、ゆっくりとダンスを楽しむ。
ダンスを終えて、王子と2人きりになることができた“コルネット”。物陰から“クルル”と“エトワール”も応援している中、告白のチャンスが訪れたその時! 突然轟音がとどろき、城が激しく揺れた。よい雰囲気に包まれて、見詰め合っていた“コルネット”と王子もビックリし、何が起きたのか確認するために城に戻ることに。
城の大広間には、奇妙な4人組が居座っていた。彼女たちは王国中に悪名をとどろかす「マージョリー一家」であった。森で王子に追い払われたことを根に持った“ミャオ”が、仲間を連れて城に乗り込んできたのだ。
「マージョリー一家」は、魔法で王子を石像に変えると、根城へと連れ去ろうとする。“コルネット”と“エトワール”は魔女たちを止めようとしますが、まったく歯が立たない。2人が敗れて倒れるのを尻目に、「マージョリー一家」は、王子を連れ去ってしまう。
一夜明けて、ショックから立ち直った“コルネット”は、王子救出の旅に出ることに。無事に王子を救い出し今度こそ思いを伝えられるのだろうか?
(C)1998-2008 NIPPON ICHI SOFTWARE INC.
※画面は開発中のもの。敬称略
▼『マール王国の人形姫 天使が奏でる愛のうた』 ■メーカー:日本一ソフトウェア ■対応機種:DS ■ジャンル:RPG ■発売日:2008年8月7日 ■価格:5,040円
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