EXAMシステムはモビルスーツの頭部に搭載されるが、初期型EXAMを搭載したイフリート改はベース機のイフリートと比較してかなり巨大な頭部となっている。
また、後期型EXAMを搭載したジム・ブルーディスティニー1号機は通常のサイズの頭部だが、開発ベースとなった機体が陸戦型ジムから陸戦型ガンダムに切り替わった際にわざわざ陸戦型ジムの頭部を陸戦型ガンダムに移植している。このことから、EXAMシステムとは単なるOSではなく特殊なハードウェアも含めたシステムであると考えられる。尚、これを暴走(あるいはニュータイプ殲滅の為の正常動作)させたブルーディスティニーはカメラ部分が緑から赤に変化する。暴走状態になったシステムはコンピュータからの指示に機体の動きを近づけるため機体性能の限界(小説版では120%という言い回しをしている)を引き出してしまい、稼動部や動力部への過負荷によっていつオーバーヒートを起こしてもおかしくない危険な状態に陥ってしまう。
EXAMシステムは人間の脳波を電磁波として捉え、その中のいわゆる「殺気」を判別し敵パイロットの位置の特定や攻撃の瞬間を察知して回避するという、ソフトウェア的にニュータイプに近い戦闘動作を行わせるものである。この基本概念を理解しない者にとっては「搭載された機体に驚異的な性能を発揮させるOS」でしかないが、ニュータイプの脳波を検知した場合、パイロットの制御を無視してニュータイプの殲滅を開始する。しかし、本来これは暴走ではなく開発者(=クルスト博士)の意図した正常な動作である。しかし多数の人間の死と殺気を感知した場合(戦場では頻繁に起こりうる)でも同様の反応により無差別な殺戮を開始し、こちらはクルスト博士の意図しなかった暴走といえる。また、戦場にEXAMシステムを搭載した機体が複数存在した場合にはお互いをニュータイプと認識して同士討ちを開始する。このためEXAM搭載機は単機で敵集団に対し狂戦士的に戦う乱戦において最も威力を発揮し、実際に1号機・3号機による敵基地突入が行われている。
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