プロトタイプは、PSP用ソフト『花帰葬(はなきそう)』を8月12日に発売する。価格は4,830円(税込)。
『花帰葬』は、2003年末のコミックマーケットで頒布開始されたPC用女性向けビジュアルアドベンチャーゲームで、2006年にはPS2版も発売された。皮肉な運命に翻弄(ほんろう)される人々の悲劇の物語を描いている。PSP版には、PS2版で追加されたストーリー&ビジュアルが収録されるのはもちろん、PC版追加ディスク『花帰葬 PLUS+DISC』で描かれた外伝ストーリー“a sight of petals red”と“花唄”も収録される。
▲さらにPSP版では、ゲーム中に見たすべてのイベントビジュアルを壁紙として使用することもできる。
[size=90%]■プロローグ■
[size=90%]その世界では“雪”は終局を呼ぶものだと伝えられていた。
[size=90%]何もかもを終わらせてしまう、忌むべき物なのだと。
事実、今、雪は世界を浸食し、
徐々にとはいえ確実に人々の生活を脅かし始めていた。
[size=90%]しかし、7つの国々では日々戦が絶えず、
降り止まぬ雪さえもそれを阻むことはできずにいた。
[size=90%]ある国に身を置く白羽の預言師はこの雪を「嘆き」だと言った。
人が人の命を奪うことに主が嘆いているのだと。
[size=90%]それを信じる者は少なくなかった。
雪は人々の心まで侵し始めていた。
[size=90%]人々は預言師に嘆きを止める方法を請うた。
預言師は「ひとつだけ」と答えた。
[size=90%]たったひとつを消せば世界はまた続いてゆくのだと……。
▲『花帰葬』は、ゲーム中に出てくる選択肢を選んで進めていくテキストアドベンチャー。開始直後のプロローグ部分は共通ストーリーだが、序盤からさまざまな分岐が始まり、新たなエンディングも含め、数種類の物語が展開されていく
登場キャラクター
白梟(しろふくろう) CV:篠原恵美 黒鷹(くろたか) CV:井上和彦 ▲彩国に身を置く預言師。一見優しくはかなげだが常に冷静で、少々理想論を掲げすぎているきらいがある。対立意見者には容赦がない。黒鷹とは旧知の仲。 ▲突然、玄冬の前に現れる謎の人物。つねに楽しそうで、愉快犯的な態度を取る。
銀朱(ぎんしゅ) CV:伊藤健太郎 ▲彩国の第三兵団の若き隊長。少々短気だがまじめで責任感が強く、兵たちの信頼は厚い。訳あって玄冬たちを追っている。
■外伝登場キャラクター
(C)2010 HaccaWorks*/VAGRANCY/PROTOTYPE
▼『花帰葬』■メーカー:プロトタイプ■対応機種:PSP■ジャンル:AVG■発売日:2010年8月12日■価格:4,830円(税込)
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