初めまして! PS2『スカーレッドライダーゼクス(以下、SRX)』を全力で応援し隊所属、ライター・晴と申します! 人類の住む世界を侵略する敵に立ち向かうべく、指揮官としてイケメン戦闘ユニットを導く『SRX』(※ゲーム内容は前回と前々回の記事をチェック!)。“その命令は愛か、死か――”というキャッチフレーズの通り、アナタの命令によって恋の相手となる6人の少年たちの運命が大きく変化していきます! 戦いか、それとも恋か。対極の選択に揺れる熱い夏を堪能できる作品です!!
当初は、ゲームになるのか、はたまたアニメか。展開されるメディアがまったくもって不明の、乙女向けコンテンツプロジェクトとしてスタートした『SRX』。だがしかし、少年たち・南の海・ロック・命がけの恋、という乙女のアンテナをビンビンに刺激するテーマを知り、ハンバーグ・カレー・えびフライ!!(※例が貧相なのは仕様です) なにこれ! 私の好きなモノ全部入ってる!! やばい!! と鼻息荒くその動向を追いかけてきました。その待ちに待ったゲームの発売日が、3日後に迫っているとあって、もう過呼吸もいいところです。今回は、発売直前にあたってゲーム序盤のストーリーと見どころをプレビュー形式でお送りさせていただきます♪
『SRX』は、戦隊モノに加えて、ロックもテーマの1つとなっており、攻略対象の少年たちは戦闘ユニット“IS”に所属するかたわら、ロックバンドで活動しています。戦うヒーロー×バンドマンだなんて……もうありとあらゆる乙女の好みを完全に網羅した、げに恐ろしい作品です……ごくり。と脱線しそうになるのをグっとこらえて。ロックがテーマとあって、随所に音楽的な要素がちりばめられているのも魅力の1つ! 物語は基本的に13話のアニメのような構成になっているのですが、まるでCDのタイトルさながらのカッコいいタイトルにも注目です。もう手放しでテンションがあがります。システム音にギターの生音が使われていたり、南国色あふれるBGMが流れたりするところも個人的には超プッシュしたいポイントです。“ジャーン♪”という景気のよいギター音で主人公の名前を入力したら、いざ指揮官に着任です。
ここで重要になってくるのは、攻略する男の子のチョイス。もちろん、プレイしながらお目当てをしぼるのもアリですが、せっかくのプレイレポ。電撃乙女部の部長様から「主観もばっちり交えちゃってください!」とのうれしいお言葉をいただいておりますので、完全に趣味に走らせていただきます。三度の飯よりツンデレが大好きな私は、クールで影の努力を怠らないという、ストイックさが魅力のタクトをチョイス!! 1人称が僕なのもポイント高しなのですが……。見てください。他のメンバーに比べて(※ヒロをのぞく)背が若干低めのタクト。ぴっちりタイトなパンツをブーツインした足元は、厚底なんです!! 厚底。ここにコンプレックス(?)を閉じ込めたかのようなタクトがかわいくて×∞、もうひと目見た時から君に決めてました状態です。
▲攻略キャラたち。左から、錫木カズキ、霧澤タクト、駒江クリストフ・ヨウスケ、鞍馬ヒロ、津賀ユゥジ、無月ヒジリ。
主人公が着任するのは、敵である紅の世界との戦いの最前線となる琉球LAG。そこでまず出会うのが、補佐官を務めてくれる甘粕。
▲甘粕のCVは遊佐浩二さんです! 遊佐さんの美声でしっかり戦いをサポートしてくれるなんて……プライスレス。
開始早々、眼鏡のお兄ちゃん的キャラをおさえてくるとは、本当に恐ろしい(以下略)。そんな甘粕の案内で、物語のカギを握るサブスタンスたちと初めて顔を合わせます。彼らは、敵である紅の世界の住人でありながら、人類に味方してくれているというスペシャルな存在なのです。CVもスペシャルなら、キャラクターもスペシャル。一気にカオスの森に迷いこむこと間違いなし。ゲームを起動して1時間も経たずに腹筋崩壊なストーリー展開をお約束します。
個人的なオススメはレスポールとフェルナンデスの口ゲンカと、リッケンバッカーのキュートさです♪ トカゲのしっぽを友好の証にプレゼントしてくれるなんて、キュン死に確実。余談ですが、リッケンは猫のような見た目で中身もすごく野性的なのですが、猫といえば……タクト。タクトは、猫好きでありながら猫アレルギーのため猫に近づくことができません。そんなところも、超……萌えます……たまらんです(息も絶え絶えに)。ご飯が何杯も進みます。すいません、余談でした。
と、個性豊かなサブスタンスたちなのですが、ただのおもしろキャラたちかと思ったら大間違い。それぞれのサブスタンスと融合することによってヨウスケたちは、ライダーに変身(レゾナンス)することができるのです。ヨウスケたちメインスタンスとサブスタンス、2つの人格が1つの身体に共存するというのも『SRX』の大きな魅力。レゾナンスすることによって、ライダーたちの精神は大きくサブスタンスの影響を受け、その度合いが強まれば強まるほど戦況、ひいては主人公との恋愛も大きく左右していくのです! メインスタンスとサブスタンス、2人の声優さんが同時に1つのセリフを話す、なんてシーンが出てきたりするので、いつ萌え転がってもいいように周囲に十分注意してプレイしてください。
▲サブスタンスたちのかけ合いのテンポがまるで漫才を見ているかのようでツボにハマること間違いなし。こんなに愉快でどこか憎めない彼らも、元は本能が優先される紅の世界の住人。彼らとレゾナンスしたライダーは、圧倒的な戦闘力で敵を蹴散らします。そんなギャップもまたオススメ。。
お次はメインイベント! 実際に指揮官兼、教官として深くかかわることになる少年たちとの出会いです!
▲ADVパートでは、こうして主人公が行く場所によって出会う人物が変わってきます。お目当ての彼の居場所は、プレイしていくうちにだんだん目安がつけやすくなるはず。学園生活を通して親密度をガツガツ上げましょう!! ▲ギターの音色に誘われて行った先には、1人で静かにギターを奏でるタクトの姿が。恋の始まりは唐突に……ってアレ? いきなりつっけんどんな態度に、さっそくツンデレ攻撃か!! と臨戦態勢へ。
お察しの通り、ここで選ぶ場所によって最初に出会う相手が決まってくるわけですが貪欲にタクトをロックオンしていきます! 施設内の某所で、突然聞こえてくるギターの音。ファーストインプレッションが大事! ということで、突然目の前に現れてごめんね! 的なエクスキューズを挟む主人公、というか私。これぞ淑女の嗜(たしな)みというもの(この時点のHP100)。たまたま通りかかっただけ、とあくまで初対面の距離感を保ちながら話しかけると、それに対して降り注ぐALL敬語&冷たい言葉の嵐。心に突き刺さる……いいぞ、ツンデレたるもの、こうでなくては。距離感を測りながらの会話に、なけなしのHPもどんどん削られていきます。でも、この感覚……嫌いじゃない。むしろ快感です。
▲教官たるもの、前もって相手の顔と名前を把握しておくべきだと、タクトから厳しく叱責されると、さすがに気持ちがションボリしてくるものの、ここで1つ爆弾を投下。やられっぱなしは性に合いません。優秀な教官が着任してくれたらしい、という嫌味を逆手にとっての攻撃! やった! 相手のペースが崩れたよ! これだよ、これが見たかったんだよお母さん! と一気にHPが200まで回復しました(あれ、増えてる?)。
▲浮かれ、にやけていると、そこにまさかの追い打ち。これは……なかなか手強そうな予感。しかし、ツンが強いほどきっとデレはとんでもなくおいしいはず。俄然、闘志がみなぎるのでした。
気になるタクト以外のメンバーとは、朝礼で出会うことになります。ユゥジ、ヒロ、カズキの3人に自己紹介するのですが、それぞれ反応も異なるのでお目当てをぜひロックオンしてみてください。個人的には、英語交じりの独特な口調のカズキに歩みよって、のっけからかっ飛ばし気味のコミュニケーションを取ることもオススメです(笑)。新しいトビラが開くかもしれません。フリーダムなカズキに、初対面から鉄壁のバリアを張って主人公に距離をとるヒロ、それをたしなめるユゥジといった具合に、彼らの個性が際立ちます。
▲ヒロの毒舌にもひるまず、どこまでもゴーイングマイウェイなカズキ。彼のフリースタイルは一度ハマるとなかなか抜け出せない中毒性たっぷり。カズキにはキツイ態度を取るヒロも、ユゥジに対しては素直な面を見せます。兄弟のような2人のやりとりには心がほっこりしますよ。ユゥジが間に入ることで3人のバランスが保たれています。
朝礼が解散すると、個別に会いに行く人物を選ぶことになるのですが、ここはタクトに行きたい気持ちを抑えつつ、まだ出会いを果たしていないヨウスケのところへ。ヨウスケを探してやってきたのは調理室。実は料理が趣味という意外な一面を持つヨウスケですが、その料理の腕前はピカイチ☆ 料理を通して主人公のことを知りたかった、という彼らしい少し不器用ながらもあたたかい歓迎を受けます。なんだろう……タクトとの、あの出会いの後だからか、ヨウスケの料理がより心にしみわたります。もぐもぐ。
▲ヨウスケの料理は野菜をカワイイ☆型に切ったりと意外なレパートリーだらけ。だけど、味はバッチリ。彼の料理目当てに料理部の部室に通いつめるのも楽しいかも!?
『SRX』では、基本1話ごとの流れが選択肢を選んで物語を進めていくADVパートと、実際に戦いの指揮をとるコマンダーモードで構成されます。バタバタとライダーたちとの出会いを果たしたのもつかの間、1話からがっつりコマンダーモードが待ち構えています。こ……心の準備を! 緊急事態を告げるレッドアラートが鳴り響くと、戦闘兵器VOXに乗り込んでいざ戦場へ。日常の会話に加えて、この戦闘で選ぶ命令や会話こそが重要になってくるのです。
▲戦闘中は、ライダーたちと個別に通信して彼らの様子を知ることも教官の大切な役割。緊迫した音楽がより、緊張感を高めます。
1人キャラクターを選ぶと、それに応じて返答を返してくれるのも、より指揮官としてのテンションを上げてくれます。という訳で、当然のごとくタクトをチョイス。「貴方の言葉に従おう」と宮野真守さんの素敵な声で、答えてくれます。コマンダーモードでは、選択したライダーに命令をする機会が複数めぐってくるのですが、相手の意思を尊重したり、気づかうような内容を選ぶとLOVEのゲージがあがりメインスタンス側の人格が強くなります。逆に、戦術を重視した教官としての厳しい判断を重視すると、DEATHゲージがアップし、サブスタンス側の人格による影響が大きくなっていきます。DEATHゲージに偏った命令を続けていくと、メインスタンス本来の人格とはかけ離れた言動や、表情を見せるようになるのでドキドキものですよ! ここでそれぞれのキャラクターの変貌ぶりをチェック!
▲作戦重視のクールな命令を下すと、タクトのDEATHゲージが上昇。サブスタンスであるレスポールの人格の影響を受けることによって、普段の彼とは異なった攻撃的で危うい表情をのぞかせる。
【他のメンバーのひょう変ぶりを少しだけ紹介】
どうですか? アナタの命令で変化していく彼らの様子を、ぜひゲームを手にとって自由に楽しんでいただきたいです。意外な彼らの姿に、思わず声を上げてしまうこと確実ですよ。
▲タクトを選択した場合のやりとりでは、住民を避難させたあとに逃げ遅れた子犬を救う、なんて1コマも。クールな言葉のなかにも、彼の優しさがうかがえてトキメキが止まりません。動物好きなタクトらしいエピソードに思わず頬が緩んでしまいますよ。早くその優しさを私にも!!!!!!
▲戦闘が終了すると、好感度(テンション)やLOVEとDEATHのバランスを確認することができます。それぞれのルートに入ると“GET YOU”と心にくいハートアイコンがお目当ての人物に♪ 1話終わるごとに流れる次回予告もお楽しみに。アニメのような演出に心が躍ります。
とにかく、1人のキャラクターにつき、メインスタンス寄りとサブスタンス寄りで2つの恋愛が楽しめるのがうれしい『SRX』。アナタは誰の、どのエンディングを目指しますか!? 私は、タクトのツンデレっぷりをとことん楽しんでから、レスポールの影響を受けてちょっとSっ気の強くなった彼との恋愛を味わう、どMプレイに突き進む気満々です♪
どこよりも熱い、恋する夏をおおいに謳歌することができる『SRX』!! 水分補給を忘れずに、引きこもるくらいの覚悟でぜひ楽しんでください!! 限定版に同梱されている特別小冊子は、6人のライダーたちの手作り感たっぷりなうえに、pakoさんのラフ画や、書き下ろし小説、設定資料などお得感満載な内容になっているので、ご購入の際は限定版でGETすることを全力でオススメします! まだ間に合いますよ!!(リアルに沖縄で熱中症にさいなまれた経験を持つものの、2次元的にはいつでも熱中!熱中!な晴)
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