バンダイナムコゲームスは、2011年に発売を予定しているPSP用ソフト『テイルズ オブ ザ ワールド レディアント マイソロジー 3（以下、レディアント マイソロジー 3）』のゲーム概要を公開した。
『レディアント マイソロジー 3』は、『テイルズ オブ』シリーズの人気キャラたちと一緒に冒険ができるRPG『レディアント マイソロジー』シリーズの最新作。『2』にいたキャラが全員登場するのに加え、30人以上が新たに参戦。総勢80人以上の『テイルズ オブ』シリーズキャラが名を連ねる。他にも多数の新要素が搭載されるので、今回の記事ではそうした新要素を中心に情報をお届けしていく。
▲自由にクエストをこなしていきながら、『テイルズ オブ』シリーズキャラたちとのイベントや冒険を楽しむ、というゲームシステムは今作でも同じ。80人以上のキャラが登場するので、会話のボリュームも相当なものになりそうだ。
■世界観とストーリー今作でも、世界樹を中心とした世界で、その力にかかわる物語が展開していく。『レディアント マイソロジー 3』のシナリオは、アルファ・システムのシナリオチームとナムコ・テイルズタジオのシナリオチームが協力して制作しており、オリジナルの設定も生かした物語になるという。また開発元のアルファ・システムは、ナムコ・テイルズスタジオからモデルデータや楽曲制作の協力も受けているそうなので、より“『テイルズ オブ』らしさ”が強く出た作品となりそうだ。
世界観“世界樹”と、その世界樹が生み出したとされる“星晶（ホスチア）”というエネルギー鉱物で発展を続ける世界、ルミナシア。しかし、星晶の力で産業が発展する国々がある一方で、それらの国から植民地化を強要されたり、恵みを奪われたりする国もあった。
ストーリー空を駆ける船、バンエルティア号を拠点に活動するギルド“アドリビトム”の面々は、そういった恵みを奪われる人々を助けるために活躍している。
ある日、アドリビトムに所属する少女・カノンノがギルドの仕事で外に出ていると、空から主人公（あなた）が舞い降りてくる。主人公には、自分の名前以外に記憶もなく、目的もわからない。行くあてのない主人公は、カノンノに連れられてアドリビトムに参加。人々のために働き始めるが……。
▲今作のワールドマップ。ダンジョンの数も前作より増えるという。
▲ダンジョンは、これまでのTPSのような視点ではなく、近年の『テイルズ オブ』シリーズに近い見下ろし型となる。ギミック類が追加され、ダンジョン攻略の奥深さが増すとともに、シリーズ作品のダンジョンをモチーフにしたマップも登場する。
■平野綾さん演じる新たなカノンノ『レディアント マイソロジー』シリーズでは、別人でありながら容姿が似ていて、ファーストネームは同じ“カノンノ”というヒロインが毎作登場している。今回のカノンノはカノンノ・グラスバレーというフルネームで、平野綾さんが声をあてている。
カノンノ・グラスバレー CV：平野綾
[size=95%]「一人で抱え込まないで。
みんないるから。私も、みんなもいるから」
[size=87%]年齢：15歳 性別：女性 身長：158cm 体重：44kg
アドリビトムで活躍している、優しく快活な15歳の少女。医者だった両親の間に生まれるも、すぐに両親は従軍医師として国に徴兵され、戦場で死亡している。家を戦火で失い、両親に仕えていた執事が親代わりとなり各地を放浪としながら育てられた。
旅の末、行き着いた村でアドリビトムの発足に立ち会い、ギルドメンバーとなっている。
誰も見たことのないような奇妙な風景をスケッチブックに描き、またその風景がどこにあるのかを探し求めている。
初登場キャラ5人を紹介！
30人以上のキャラクターが前作より追加されることは、先にも述べた通り。今回は、新登場のキャラクター5人と、前作から引き続き登場するユーリを紹介する。なお、使用しているイラストは、プロダクション I.G描き下ろしの秘奥義カットイン。プロダクション I.Gは、秘奥義カットインに加えて、今作でもオープニングアニメーションやイベントムービーを手掛けている。
▲『レディアント マイソロジー 3』の戦闘画面。バトル中で一番の華ともいえる秘奥義は、エフェクトやモーションもパワーアップするという。
アスベル・ラント CV：櫻井孝宏
[size=99%]「俺は……大切なものをこの手で守る為に、騎士の道を選んだ」
ガルバンゾ国の騎士団に所属。指令を受けてガルバンゾ国王女であるエステルを捜索し、バンエルティア号に来船した。エステルに説得され、アドリビトムに参加する。
ジュディス CV：久川綾
[size=99%]「ふふ、こういう所はワクワクするわ。
じゃ、先に進みましょ」
ガルバンゾ国のギルドに所属していた。同じ所属だったユーリがギルドを出た後、ギルドにガサ入れが入り、ユーリが起こした事件を手助けしたとしてお尋ね者に。ユーリを追ってアドリビトムへ姿をくらます。
コハク・ハーツ CV：井上麻里奈
[size=99%]「喧嘩はダメって……
いつも言ってるよね？」
故郷が貧しく、アドリビトムに助けられているうちに、自分たちも協力したいとアドリビトムに参加する。ミソが大好き。
ノーマ・ビアッティ CV：水橋かおり
[size=99%]「握手一回、500ガルド！
500ガルドぽっきりだよ～！」
星晶をめぐっての戦争敗北国出身。トレジャーハンター専門のギルドに属していたが、戦争によって解体。アドリビトムに移籍を希望する。
チェルシー・トーン CV：渡辺菜生子
[size=99%]「チェルシー・トーン、緊褌一番（きんこんいちばん）頑張ります！」
ウッドロウを追って旅をしていた人物。アドリビトムにいるウッドロウに再会し、そのままバンエルティア号にいつくことになる。
ユーリ・ローウェル CV：鳥海浩輔
[size=99%]「一つの選択は小さいかも知れねえが、その選択が世界を正しい方向に変えていくだろうよ」
ガルバンゾ国のギルドに所属していた。エステルの旅の護衛を依頼されて国を出たが、なぜか王女誘拐の罪状でお尋ねものにされてしまう。
■キャラメイクの幅が広がる！前作で大幅パワーアップした主人公のキャラメイキング。今作では、髪型や目、ボイスなどのパーツパターンが増加し、さらには身長の調整も可能になる。
▲ご覧の通り、キャラの身長もある程度の範囲で調整できるようになった。設定できる項目の数や、パーツ数が前作以上であることを考えると、キャラメイクに相当凝ることができるのではないだろうか。
■連動サイトやデータインストールなどの機能強化も！前作で、マイキャラクターのアップロードやダウンロード、装備アイテムの無料配信などを行えた連動サイトが、“ユーザー間のコミュニケーション”を目的として強化される。また、ユーザーからの要望が多かったというデータインストール機能も採用され、事前にゲームイメージをインストールすることでロード時間の短縮が可能になる。
さらに、前作『レディアント マイソロジー2』、前々作『レディアント マイソロジー』のセーブデータ特典がある上、8月5日に発売された『テイルズ オブ ファンタジア なりきりダンジョンX』のセーブデータ特典も用意される予定のようだ。
▲画面中には“つぶやき”という項目もあり、Twitterのような機能も搭載されているように見える。その他にも、ユーザー間のコミュニティ機能が用意されていそうだが……？
