任天堂、DSの不振で最終赤字に転落
産経新聞 10月28日(木)17時9分配信
任天堂が28日発表した2010年9月中間決算は、最終損益が20億円の赤字(前年同期は694億円の黒字)だった。主力の携帯型ゲーム機「ニンテンドーDS」の販売台数が前年同期の6割程度にとどまったことに加え、円高の進行が収益を悪化させた。
[フォト] 強気の姿勢崩さず 「ニンテンドー3DS」で勝負
売上高は33・7%減の3631億円、営業損益は48.0%減の542億円。ニンテンドーDSの販売台数が669万台と、前年同期の1170万台と比べて43%の大幅減となり、据置型ゲーム機の「Wii(ウィー)」も497万台(前年同期は575万台)と落ち込んだ。
任天堂は、専用のメガネをかけずに3D(3次元)映像を楽しめる携帯型機「ニンテンドー3DS(スリーディーエス)」を発売することで業績回復を目指す考え。ただ、当初は年内に予定していた3DSの発売が来年2月26日にずれ込んでおり、回復に向けて厳しさも見込まれる。
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