任天堂は、Wii用ソフト『零 ~眞紅の蝶~』を6月28日に発売する。価格は6,800円(税込)。
本作は、心霊カメラで怨霊(おんりょう)を撃退する和風ホラーアドベンチャー『零』シリーズの2作目『零 ~紅い蝶~』をリメイクしたもの。地図から消えた村を舞台に、禁じられた祭にまつわる惨劇が描かれた“ストーリーモード”に加えて、アトラクション風に短時間で遊べる“お化け屋敷モード”が用意されている。
発売を1カ月後に控え、本作の概要が明らかになった。公式サイトでは、キャラクターの詳細情報や動画も確認できる。
†繰り返される双子巫女の悲劇† 地図から消え、廃村と化した“皆神村(みなかみむら)”。この村には昔、双子を贄(にえ)とした凄惨な儀式があった。そこに迷い込んだ双子の少女の視点から、物語は紡がれていく。
プレイヤーは、主に双子の妹・天倉澪(あまくらみお)を操作し、足を悪くした姉の天倉繭(あまくらまゆ)を守りながら、探索を進めていくことになる。皆神村から脱出するため、2人は村内をさまよい歩く。探索中に、かつてこの村で行われていた、凄惨な“儀式”の存在を知ることになる。
▲天倉繭:小さい時に山道から滑り落ち、足を悪くしている。霊感は強いが耐性はなく、いろいろな霊に飲み込まれてしまう。 ▲天倉澪:小さいころに、繭が怪我をしたのが自分のせいだと考えている。繭の手をにぎると、姉の見ている“ありえない”光景を見えることがある。
▲皆神村は、祭りの日に森から消えてしまったという“地図から消えた村”。村に迷い込んでしまった2人は、儀式・赤贄祭の真実に近づいていく。
▲物語の鍵となる“紅い蝶”。蝶は2人を導くのか……それとも!? ▲怨霊の巣窟と化した皆神村。無事に抜け出すことができるのだろうか!?
皆神村の村内を徘徊する怨霊たち。澪は、“ありえないもの”を映し出す“射影機”と呼ばれるカメラで、怨霊たちを封じ込めていく。射影機は、霊的なものや過去の映像を映し出す力もあり、これから行くべき場所のヒントを得られる場合もある。
▲射影機は怨霊に抗う唯一の手段。シャッターをきるタイミングでダメージが変化するが、夢中になりすぎると怨霊につかまれてしまう。
▲パーツを組み合わせることで、射影機の機能が追加される。他にも、ダメージを増やしたり、捕える範囲を広げたり、強化することもできる。
▲Wiiリモコンを射影機や懐中電灯に見立てた操作を採用。辺りを見回したり、照準を合わせたりといった操作を自由に行える。
『零 ~紅い蝶~』では、マルチエンディングというさまざまな結末が双子の少女を待っていた。本作では、新たに複数の結末が追加されているという。
▲新たに語られる結末。『零 ~紅い蝶~』をプレイした人でも、新たな気持ちで楽しめそうだ。
†新モード“お化け屋敷”† シンプルな操作で楽しめる“お化け屋敷モード”が加わっている。このモードでは、Wiiリモコンの振動を感知して、どれだけ怖がったかを判定。いろいろなステージがあり、霊が出るタイミングや種類もプレイするたびに変わるので、繰り返し楽しめるという。Wiiリモコンが2つあれば、2P側が驚かし役に回ることも可能だ。
▲病院や日本家屋など、さまざまなステージが存在。プレイ後には、さまざまな角度からプレイヤーの“怖がり方”が判定される。
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