皆さんは、香港アクション映画さながらのド派手な演出、流れるような軽快アクションをゲームで体験したいと思ったことはありませんか？ スクウェア・エニックスから9月27日に発売されるPS3/Xbox 360/PC用ソフト『スリーピングドッグス 香港秘密警察』は、そんなプレイヤーの願望にバッチリ応えてくれます！
本作は、香港映画のエッセンスをふんだんに盛り込んだオープンワールドのACT。プレイの自由度がとても高く、目的を達成するためならどんな手段も問わないという過激さがウリなのです。
今回の記事では、“物語＆舞台背景”、“アクション＆バトル”、“フリープレイング”の3つの観点から『スリーピングドッグス 香港秘密警察』の魅力をたっぷりとお伝えしていきます！
【物語＆舞台背景】香港黒社会に溶け込む危険な捜査官“ウェイ・シェン” 本作の主人公ウェイは、香港の犯罪組織トライアドを壊滅させるため、潜入捜査の任務を背負った警察官。その存在は香港警察の中でも秘密となっており、すっかり黒社会に溶け込んだ彼のことを、潜入捜査官だと気づく者はいないでしょう。物語は、トライアドの“サン・オン・イー”の使い走りであるジャッキー・マーとの接触を図るところから始まります。犯罪組織を潰すためなら、自分が悪事に手を染めることもいとわないウェイは、警察から与えられた任務をこなす一方で、トライアドからの依頼を請け負い、組織の内部に深く潜り込んでいきます。時には、本来の仲間である警察を敵に回してでも──。
▲警察とトライアドの間で抗争が絶えない香港の街。そこで潜入捜査官に選ばれたのが、香港警察で最も危険でタフな男“ウェイ・シェン”だ。 どんな依頼を受け、それをどうこなしていくのかは、もちろんプレイヤーの自由。先ほど紹介したジャッキーとウェイは幼少期からの友人ということなので、私がプレイする時は友人がいるトライアドに肩入れしちゃいますね、間違いなく。依頼の進め方によっては、彼らの意外な一面などが見られるかもしれませんね。
▲高級感漂う高層ビルに、露店が所狭しと並ぶ薄暗い路地など、光と影、表と裏が同居する香港。この街を舞台に物語は展開する。
依頼の進め方は自由といっても、反社会的な行動をとれば当然、警察に追われるハメになります。一般の警察官は、ウェイのことをトライアド構成員の1人として見ているので、まったく容赦はありません。そんな状況に陥った時、警察から逃げ続けるか、おとなしく捕まるかの判断もプレイヤーしだい。潜入捜査をしているウェイを操り、香港黒社会でどのように立ち振る舞うかは、すべてあなたが決めることなのです！
▲香港の街にはびこるゴロツキや敵対するトライアドの構成員たちがウェイの行く手を阻む。
【アクション＆バトル】過激でドラマティックなアクションが簡単に繰り出せる！ ゴロツキやトライアド構成員を相手に戦いのルールなどなく、まさに“殺るか、殺られるか”の世界です。落ちている物を拾って武器にしたり、その場にある器物でダメージを与えたりと、さまざまなアクションを駆使してピンチを切り抜けていきます。
キーワードは、”シネマティック・コンバット”。まるで映画のワンシーンを体感しているかのような、劇的でド派手なアクションが、自然な形でゲームに組み込まれているのです！
■格闘戦 ウェイはマーシャルアーツの心得があり、格闘戦でメインとなる攻撃を大きく分けると、打撃、投げ、カウンターの3種類があります。これらの攻撃を組み合わせて、うまくつなげていくことで、まるで香港映画のワンシーンを切り出したかのような格闘アクションを繰り出すことができます。
▲格闘戦あり、銃撃戦あり、カーチェイスありと、香港アクション映画さながらの臨場感を味わえます！
また、その場に落ちている（置いてある）肉切り包丁やタイヤレンチ、近くにいた人が持っているカバンや傘、周囲にある車や電話ボックスなど、あらゆる物を武器として利用することができます。車のドアや換気扇など、それぞれ独自のアクションが用意されているので、利用できるものをいろいろと探してみるのもおもしろそうです。
■銃撃戦 銃撃戦では、多種多様な銃器が登場します。銃撃戦で重要になるのはカバーアクション。障害物に隠れて敵の銃撃を防ぐ行動です。身を守るという目的もありますが、障害物から飛び出すなど特定の行動を行うとスローモーションになり、素早く敵に銃弾を撃ち込むチャンスとなるのです。
▲使えるものはなんでも使え！ 普段、町中で見かける何気ない物が、意外にも強力な武器となることも？
障害物や爆発物など周囲の環境を利用する以外に、敵を捕まえて盾にする、敵から銃を奪うといった、不利な状況を逆手に取るような戦い方もできます。
■ドライビング 本作には、自動車やバイクなどいろいろな乗り物が登場します。乗り物は、街を行き来するための移動手段になる他、ストリートレースやカーチェイスなどの戦闘にもかかわり、このゲームの大きな要素の1つとなっています。レースゲームはちょっと苦手……というあなた！ 安心してください。どの乗り物も簡単な操作でスピーディに動かせるようになっているので、圧倒的な疾走感にやみつきになること間違いなしです！
▲「おいお前、ちょいと盾になってくれ」、「いい銃だ、貸りるぞ」なんてセリフが思い浮かびます。
【フリープレイング】香港の街を舞台に自分なりの楽しみ方を探そう！ 香港の街には、さまざまなイベントがあふれています。ゲームとしての大きな目的はありますが、それだけにとらわれず、物語とは直接関係のない依頼にいそしむのも1つの楽しみ方だと思います。ほかにも、コレクトアイテムを集める、街を隅々まで探索する、悪事を働いて警察と敵対するなど、自分なりの目標を持ってプレイするのも楽しいものです。
▲ウェイは車泥棒ではありませんが、街中を走るあらゆる乗り物を乗りこなすことができます。
ゲーム開始の時点でウェイは十分に強い男ですが、香港黒社会に身を置くことで、さらに身体能力が上がっていきます。依頼をこなすと各勢力の貢献値がたまっていき、それによって新たな技を習得したり、ダメージ軽減などの能力を得たりすることができるのです。
▲行きたい場所に行き、思わぬ発見にニヤリとしてしまうのはオープンワールドならでは。ウェイのドラマはあなたが作るのです！
それとは別に、街には格闘技の道場があり、道場から盗まれた十二支像を取り戻すと、1体につき1つの技を習得することもできます。技が充実すると、それだけ戦闘アクションの幅も広がるので、ウェイをとことん鍛え上げるのもアリです！
▲道場で組み手を行うウェイ。強力な技を覚えればトライアドの構成員との戦闘も有利になるでしょう。
