コミックやアニメで国民的人気を誇る『ONE PIECE』の世界にあこがれ続け、はや十数年になる『電撃PlayStation』のテレしんです。壮大な世界を舞台にした冒険で結ばれた仲間たちとの絆、ツワモノや能力者同士の白熱する超人バトル、個性的なキャラクターたちと、その彼らにまつわる数々の感動的なエピソードなど、その魅力をあげるとキリがありません!物語のスケールは大海原のように、とてつもなく広大なのです!
そんな魅力あふれる『ONE PIECE』の物語を追体験できてしまうRPG『ワンピース ROMANCE DAWN ~冒険の夜明け~』が、PSPで12月20日に登場します。今回は、本作をひと足先にプレイして、体験したその魅力を皆さんにお伝えしましょう。
■麦わらの一味のこれまでの冒険を堪能できちゃう! やはり、コミック・アニメが題材となるタイトルだと、まずはその作中の再現度が非常に気になるところですよね。本作オリジナルの主題歌が流れるなか、ゲームはフーシャ村での1シーンからスタートします。シェルズタウンで拘束されているゾロと出会い、モーガンと戦闘。そしてオレンジの町、シロップ村、バラティエ、アーロンパーク、ドラム島と、ルフィ1人から始まった麦わらの一味に、仲間が加わっていく流れを中心として『ONE PIECE』の世界を堪能していくことになります。
▲作中の名シーンは、ムービーで再現。鷹の目のミホークに敗れたゾロが「二度と敗けねェから!!!!」と決意を口にするシーンや、ナミが涙ながらに「助けて…」とルフィに救いを求めるシーンなどなど。んー! いちいち涙で画面が見えなくなりますね、これは。思わず「当たり前だ!!!!!」と、心の中で叫んでいる自分がいました。
▲通常の会話シーンは、コミカルにぐりぐりと動きます。
まずは船でワールドマップを進み、上陸したい島や街などのエリアを選択。ここで、バトルに参加するメンバーを決めます(ストーリーによってはキャラクターが限定されることも)。エリア選択時に攻略の目安となる推奨レベルが表示されるなど、親切な作りになっている印象です。さっそく上陸すると、3Dフィールドでの冒険バトルの始まりです!
▲船が移動するルートは決まっていますが、どこに上陸するかはプレイヤーが選べます。
▲特定の場所で発生する“グランドストリームアクション”は、スピード感があるアクション要素の強いイベントで、『ONE PIECE』を指先に汗を感じながら体感できます。
■アクションとコマンドバトルが融合した“グランドタクティカルバトル”! 本作のバトルは、アクティブターン制によるコマンド選択方式。各キャラクターのターン→攻撃→ターゲット→攻撃方法、といったように選んでいく定番のコマンド制ですが、ここでテンポよくボタンを押すことで、アクションゲームのようなバトル演出が楽しめます。
▲攻撃を当てると表示される“バキッ!!”、“ドゴォン!!” といったコミック調の擬音が効果音と合っていて、気持ちよくバトルに酔いしれながら遊ぶことできました。
攻撃時は、ボタンを押すたびにコンボが繋がっていきます。キャラクターの行動力(AP)の数だけ連続で攻撃できるのですが、コンボのコマンドを覚えてスムーズにボタンを押すことができるようになってくると、爽快感がさらに増しますね。また、攻撃が複数の敵に当たるように移動したり、壁に向かって敵を吹き飛ばして追加ダメージを狙ったりと、位置取りやタイミングを測る戦術的なおもしろさもありました。
▲敵に攻撃を当てることでたまるテンションポイント(TP)を消費して必殺技を繰り出すこともできます。発動時は、カットインと素晴らしいカメラワークが堪能できるので、カッコよく使っていきたいところです。
▲ゾロの必殺技“龍巻き”は周囲の敵をまとめて攻撃したい時にピッタリ。うまく敵を一掃できた時は、まさに“痛快”のひと言!
敵に状態異常を与える“属性”攻撃や、キャラクター固有の特殊能力“アビリティ”も用意されています。ゾロのアビリティ“肉斬骨断(HPが一定以下になるとパワーが上がり、ガードがダウン)”とか、いかにも彼らしいネーミングですよね。個人的には、サンジのアビリティ“女好き(パーティ内にナミかロビンがいるとステータスがアップ)”がとても気になりました(笑)。
▲敵との相性をよく考えて属性攻撃やアビリティを使えば、強敵相手にも有利に立ち回れそうです。
■ボスバトルでは超人同士の熱き死闘が描かれる! 各エピソードの最後には、ボスとのバトルが待ち受けています。首領(ドン)・クリークやノコギリのアーロンなど、数々の強敵との名バトルを自身の手で、そして自身の目で体験することができるのです!
▲イベントシーンはボスバトル中にも発生することがあり、ルフィの命を懸けた戦いを盛り上げてくれます。「お前がどこの誰だろうと、おれはお前を超えていく!」うん。超えていく!
このボスたちがまた、しっかりレベルを上げて挑まないとなかなか勝てないんですよね……。道化のバギーの“バラバラフェスティバル”や、キャプテン・クロの“杓死”など、ボスの必殺技はどれもかなり強力です。なにせ本作は“ワンピース体感RPG”ですからね。これくらいやりごたえがあれば、納得です。
▲ボスバトルでは、ダメージを受けると外見がボロボロになっていきます。バトル終盤には、まさに“死闘”といった姿に! 敵のHPは表示されないので、ボスの外見から「お、もうすぐ倒せるかも!」といった判断をすることになります。
■“技タイプ”と“属性”をうまく使ってバトルを有利に! 攻撃には、打撃や斬撃といった“技タイプ”と、火や水などの“属性”が設定されていて、攻撃を受ける側に影響を与えます。例えばルフィなら、電撃に耐性があるので雷属性の攻撃ダメージを軽減できるといった感じです。ちなみに、ルフィは海楼石(悪魔の実の能力者がニガテな海と同じエネルギーを発する石)に対する耐性がマイナスになっていました。
逆に、敵の弱点を突く技タイプや属性の攻撃を決めれば、与えるダメージがアップするので、うまく使えばバトルが有利になります。また、属性攻撃には、体力を一定間隔で奪う“毒”や、一定時間行動不能にする“氷結”といった状態異常を引き起こすものもあります。
▲フランキーは火属性の攻撃が得意なので、スリラーバークのゾンビ相手に大活躍! ▲ブルックの必殺技“眠り姫・フラン”は、周囲の敵をまとめて眠らせることができます。
■麦わらの一味を自分の思い通りにカスタマイズ! キャラクターの性能を、自分好みにカスタマイズできるのも魅力です。敵を倒すと、経験値やベリー(お金)の他に、SPと呼ばれるポイントが獲得できます。これはキャラクターの技を強化するのに必要なポイントで、コンボのパターンを増やしたり、必殺技の威力を上げたりすることができます。
また、各キャラクターはアクセサリーを装備してステータスをアップさせることが可能です。頭部に帽子をかぶったりメガネを着用したりと、中には見た目が大きく変わるものもあるので、皆さんもぜひ探してください。自分は“海賊弁当リュック”というアクセサリーを早々に入手できたので、ルフィに装備させてみたらルフィがリュックを背負った姿に! 見た目がかわいいうえに、ターンが来るたびにTPが回復できて、実用性もバツグンでしたね。
▲各拠点にはいたるところに宝箱が点在。中には回復アイテムや、ワールドマップで行ける場所が増える“宝の地図”などが入っています。フィールドをスミズミまで探索して、アイテム集めに没頭するのも楽しいんです。
■頂上戦争前の3つの激闘を思う存分体感! 最後に、アラバスタ編、ウォーターセブン編、スリラーバーク編のボスバトルの画面を一気に公開していきましょう。今回のプレイは中盤あたりまでだったので、後半はどんなバトルが待ち構えているのか私も楽しみです! ちなみに
公式サイトでは、本作のキャラクターCMが公開中ですので、そちらも要チェックです。年末年始に、あらためて麦わらの一味の冒険の軌跡を体験してみるのもステキですよ!
【アラバスタ編】
▲ウソップとチョッパーが協力して、Mr.4&ミス・メリークリスマスのコンビと戦うシーンがゲームで体験できるのは貴重かも。 ▲オカマ拳法の使い手である、Mr.2ことボン・クレー。悪魔の実の能力に頼らないボン・クレー、サンジとの足技対決が熱い!
▲全身が鋭利な刃物になる“スパスパの実”の能力者、Mr.1。文字通り“刃が立たない”相手で、作中では窮地に追い込まれたゾロでしたが……。 ▲アラバスタ編の最後は、サー・クロコダイルとのバトル。全身を砂に変えられる“スナスナの実”の能力者で、彼の圧倒的な力の前にルフィは一度敗北を喫してしまうんですよね……。
【ウォーターセブン編】
▲ウォーターセブン編のラストに待ち受けるのは“ネコネコの実 モデル豹(レオパルド)”の能力者、ロブ・ルッチ。悪魔の実の能力に加え、CP9の特殊体術“六式”を駆使する強敵で、ルフィは新たに習得した“ギア”で対抗します。体を部分的に巨大化する“ギア3”には、コミックで見た当時にかなりの衝撃を受けた記憶が!
【スリラーバーク編】
▲“国引きオーズ”の異名を持つ巨人族のゾンビとのバトル。麦わらの一味の武闘派3人がかりでも、この巨体には苦戦必死! ▲ブルックを操作して、伝説のサムライ・リューマのゾンビと戦うシーンも! もちろん“鼻唄三丁 矢筈斬り”もありますよ。
▲スリラーバークの主、ゲッコー・モリア。麦わらの一味を混乱に陥れた“カゲカゲの実”のやっかいな能力が、バトルではどう再現されているのでしょうか?
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