●今年は“ピュアショット”と“リアルボールフィジックス”がキー? エレクトロニック・アーツは、サッカーゲームシリーズ最新作『FIFA 14 ワールドクラス サッカー』を今秋発売することを発表した。日本でも、プレイステーション3、Xbox 360、PS Vita、PSPなどのプラットフォームで発売を予定しているという。
プレスリリースではプレイステーション3&Xbox 360版における本作の進化について解説されている。毎年進化してきた『FIFA』シリーズが、今年はどんな進化を遂げ、フットボールの真髄に近づくのか? 早速ご紹介しよう。
■よりリアルなフットボールマッチへ
リアルなフットボールマッチの実現への飽くなき探求をさらに進め、本作での新機能では、プレイヤーのインスピレーションを活かした中盤でのビルドアップや試合のテンポのコントロールなどを念頭に置いて開発。“ピュアショット”や“リアルボールフィジックス”により、シュートのリアルさ、完璧な一発を放った瞬間の爽快さなども狙っている。
本作のエグゼクティブ・プロデューサーを務めるデビッド・ルター氏は、「FIFA14は、まさに本物のフットボールの試合をしているようだ。試合をビルドアップするために中盤を通じて争われること、チャンスを創出するために常にある緊張感、そして最高のフィニッシュ。FIFA14で創りだせるチャンスは興奮するし、素晴らしいゴールは、まさに感動的だ!」と語っている。
■ピュアショット&リアルボールフィジックス――最高のゴールの瞬間を目指して
ゴールをめぐる攻防がさらに深化し、ベストポジションを確保するために歩幅を合わせたり、進入角度を調整することができるように。ボールの芯をとらえたシュートは、より完璧で満足いく一発となるだろう。
また、新しいシュートの種類として、“ピュアストライク”、“オフバランスシュート”、“ラッシュショット”(デイフェンダーに囲まれた状態でのシュート)などが登場する。
“リアルボールフィジックス”により、ボールの軌道をリアルに再現し、遠距離からの強いボールや、低く正確で、かつ強い弾道のショット、沈み込むようなボールや、揺れるボールなどを操れるように。
■プロテクトボール――ボールをキープしてビルドアップ
物理エンジンによる競り合いもさらにリアルに。“プロテクトボール”により、プレイヤーがさまざまなスピードでドリブルしている際に、ディフェンダーをかわしたり、ブロックしてボールを守ることができる。ボールをトラップする前に相手を筋力やポジショニングの妙で制して、いい状態でボールを受け、ポゼッションを高めていこう。
■チームメイトインテリジェンス――AIがさらに賢く
攻守両面でチームメイトのAIが進化。マンツーマンやディフェンスの際によりリアルに相手を追尾したり、ボールを奪うためにサポートをしてくれたり、逆に攻撃時にスペースを作り出す動きをしたり、ディフェンスラインに合わせて動いて裏を狙うといったように、オフザボールの攻防も進化する。
■ドリブルにも新しい動きが
ダッシュ中でもスピードを保ちつつすべての方向に進路を変更できる“スプリントドリブルターン”、ボールを持ってダッシュしている際に多彩なタッチを選手がしてくれる“バリアブルドリブルタッチ”も新機能で、このふたつにより高速なドリブルの攻防が変わるかも。
■キャリアモードも刷新、オンライン機能なども進化
キャリアモードではスカウト周辺の機能も刷新。適性や特性を見極め、チームのレベルを引き上げる次代のスターを探し出す醍醐味を体験できる。
そのほか、オンライン機能やライブサービスなども進化。
そしてもちろん、500を超えるオフィシャルクラブライセンスによる膨大なデータの実装が予定されている。