ゲーム「戦国無双」法廷闘争に カプコン、9億8千万円賠償請求 特許権侵害訴え
2014.8.26 17:47 [westセレクト]
人気ゲームソフト「戦国無双」シリーズなどに採用されたシステムで特許権を侵害されたとして、ゲームソフト会社のカプコン(大阪市)が製造元のコーエーテクモゲームス(横浜市)を相手取り、約9億8千万円の損害賠償と販売差し止めを求める訴訟を大阪地裁に起こした。第1回口頭弁論が26日開かれ、コーエーテクモ側は請求棄却を求めた。
訴えによると、カプコンの特許は、シリーズ化されたソフトの続編を作動させる際、前作をゲーム機に読み込ませることで、追加のキャラクターやシナリオで遊べるシステム。コーエーテクモがプレイステーション(PS)2やPS3用に発売した「戦国無双」や「真・三國無双」シリーズなどで同様のシステムを採用し、カプコンの特許権を侵害したと主張している。
特許権を侵害したとするソフトの売り上げは総額約97億円に上り、そのうち特許のライセンス料に相当する5~10%の賠償を求めている。
コーエーテクモは「特許侵害の事実はない。徹底的に争っていく」とコメント。カプコンは「訴訟中の案件につきコメントできない」としている。
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