彼女は、すぐそばにいる―― バンダイナムコエンターテインメントは、アメリカのロサンゼルスにて開催されている世界最大のゲーム見本市“E3(エレクトロニック・エンターテインメント・エキスポ)2015”に、技術デモンストレーション・ソフト『サマーレッスン』のE3 2015版デモを出展。その出展内容を紹介する動画を公開した。
『サマーレッスン』とは、ソニー・コンピュータエンタテインメントが開発中のVRシステム”Project Morpheus”で得られる、“空間でキャラクターとコミュニケーションする新しい娯楽”が持つ可能性を探るために、バンダイナムコエンターテインメントが研究開発中の技術デモンストレーション・ソフト。昨年9月にお披露目されたデモは“女子校生の部屋で勉強を教える”というシチュエーションのデモが公開されて大きな話題を集めたが(関連記事はこちら)、海外出展となる今回は、日本の片田舎に住む家庭教師になりきって旅行中のミュージシャンに日本語を教える、というシチュエーションに(“サマー”、“レッスン”ともに海外出展仕様になっているんですね!)。
本作には最新の表情演出が採用されており、『鉄拳』、『ソウルキャリバー』などで培われたキャラクター表情技術が、『サマーレッスン』用に最適化。舞台となる海辺の日本家屋なども、細部の小物にいたるまで作り込みがなされており、VRで鑑賞すると本物そっくりの実在感を味わうことが可能だ。また、目の前に広がる海やひまわりは“日本の夏”そのもの。ロサンゼルスにいながら、エキゾチックな風景を360度のパノラマで体験できる……という主旨になっている。
さらに、今回のデモでは、話題を選んで会話が進む“注目アイコン”システムを実験的に搭載。好きなアイコンを選んで見つめる(視線を合わせる)と、選んだアイコンに応じた話題で会話が進むことがわかる。このほかにも、互いの会話を助けるギミックが用意されているとのことなので、何回でも動画をチェックしてみよう!