“Mark.06”参戦で4人プレイが可能に! バンダイナムコエンターテインメントが運営する“VR ZONE SHINJUKU”の人気コンテンツである『エヴァンゲリオン VR The 魂の座』が、『エヴァンゲリオン VR The 魂の座:暴走』というタイトルでバージョンアップ。2017年12月27日より稼動を開始する。
その稼動に先駆け、同VRアクティビティのメディア向け体験会が、都内のバンダイナムコエンターテインメント 未来研究所にて行われた。その様子とともに、アクティビティの内容を紹介しよう。
VR ZONE『エヴァンゲリオンVR』が“暴走”! 4人協力プレイの実装など、12月27日よりバージョンアップ
バンダイナムコエンターテインメントは、VR ZONE SHINJUKUにて稼動中の『エヴァンゲリオンVR The 魂の座』について、バージョンアップを発表した。タイトルを『エヴァンゲリオンVR The 魂の座:暴走』に変更し、2017年12月27日より稼動する。
バージョンアップにより変化した要素は以下の通り。まずプレイ機体だが、従来はMAXで3体だったのに対し、『エヴァンゲリオン VR The 魂の座:暴走』では4体になり4人同時の協力プレイが可能になった。機種的には、従来の零号機、初号機、弐号機に加えて、渚カヲルの“Mark.06”が新たに参戦する。
ゲームバランスも一新され、エヴァンゲリオンを操る手応えと臨場感はよりスケールアップ。武器を入手できるビル表示もわかりやすくなっており、直感的な操作でバトルに没頭できる。
そしてバージョンアップでの最大の見どころは、追加のサブタイトルにもある“暴走”シーン。これは制限時間内に使徒を撃墜すれば見られる演出で、そのシーンでは操作自体はできないものの、制御不能なエヴァ本来のパワーをコックピット視点でリアルに体験することができる。
“Mark.06”が追加。4機体で使徒を迎え撃つ。
使徒との勝利の果てにエヴァが暴走! メディア体験会では、ナビゲーターとしてバンダイナムコエンターテインメントのコヤ所長こと小山順一朗氏、タミヤ室長こと田宮幸春氏、開発チーフの井本一史氏も顔を見せてくれ、操作方法のレクチャーに加え、今回のバージョンアップの意図も語ってくれた。
そのコメントによると、今回3機体から4機体になったのは、稼動パターンを検証して、カップルなどのふたりプレイが主流なため、なかなか3機体がフルで稼動することがなかったことが大きな要因とのこと。それを踏まえ、今後の設置マシンは、3機体×4セットの12筐体から、4機体×4セットの16筐体に増大されるという。またバージョンアップに合わせて、クリアーのための難度も抑えて、より多くのプレイヤーに楽しんでもらえるような改良がなされているそうだ。
解説を受けて、いよいよ体験プレイ。装着するのはゴーグルとヘッドホーンで、椅子に座り足は台座に投げ出す形となる。まずは基地内で、ミッション内容をレクチャーされているシーンからスタート。画面の左右には、複数のモニターがあり、ミサトさんほかの指示が飛ぶ。ちなみにこのとき、基地内にいる人物をロックオンすれば、“碇ゲンドウ”といった名前が表示される演出も施されているそうだ。
その後は地上に射出され、本格的にプレイがスタート。いきなり前方に第10の使徒がいるという状況で、とにかく撃ちまくる。攻撃はグリップの人差し指ボタン、ビルを見つけての武器装着は親指ボタン、移動はグリップを前後左右に傾けて行う。アクションはこの3つだけなので、初心者でもすぐに慣れるはずだ。
体験プレイのイメージ。撮影モデルは、バンダイナムコエンターテインメントのスタッフ。
4人でとにかく撃ちまくった結果、制限時間ギリギリでなんとか使徒を撃退。やれやれ……と思いきや、ここからエヴァが暴走。倒した敵に食らいつくといったサディスティックなシーンを、コックピット視線でじっくり堪能できた。ちなみにこのシーンは、制限時間内に使徒を倒さないと見られないとのこと。プレイヤーにとっては、ぜひともクリアーしようという意気込みにつながる、大きな要素となることだろう。
条件をクリアーすれば、エヴァの暴走を体験できる。
体験会をナビゲートしてくれた3名。左から田宮氏、井本氏、小山氏。
なお今回のバージョンアップの機会に、原作者の庵野秀明監督から、VRコンテンツを体験してのコメントも届いている。リポートの最後に紹介しよう。
“VR ZONE SHINJUKU”、じつにおもしろい体験でした。エヴァも設定時から23年目にして初めて発進シークエンスを体感し、新たな感覚を味わえました。ほかにも、高所渡り(『高所恐怖 SHOW』)もシンプルなところがよかったです。とくに開発担当者の方が勧めてくれた『釣り VR』が楽しかったですね。リールの巻き取り音があれば、もう完璧でした! また行きたいです!」(庵野氏)。
<アクティビティ概要>
・使用チケット:BLUEチケット
・体験人数:1名
・所要時間:約8分
・対象年齢:13歳以上