2021年5月27日、スクウェア・エニックスは、シリーズ生誕35周年を迎えた『ドラゴンクエスト』の記念日でもある“ドラクエの日”に合わせて、“「ドラゴンクエスト」35周年記念特番”を配信。その中で『HD-2D版 ドラゴンクエストIII』が発表された。同作は、HD-2Dグラフィックを用いて『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』が新しく生まれ変わる作品。家庭用ゲーム機向けに、全世界で同時発売が予定されている。
プロデューサーを務めるのは、これまで『オクトパストラベラー』や『バリアスデイライフ』などに携わってきたスクウェア・エニックスの早坂将昭氏。本作で用いられるHD-2Dとは、ドット絵をベースとした背景に3D的な効果を加えることで、独特の立体感や空気感を演出する手法となっている。これによってオリジナル版の『ドラゴンクエストIII』(1988年発売)をプレイした大人のファンはもちろんのこと、若い世代にとっても遊びやすい環境となりそうだ。 特番内で堀井雄二氏は、本作が『ドラゴンクエストI』や『II』ではなく『III』からの発売になった理由について、「いままでは順番に始めていたと思うんですけども、やっぱり『III』にいちばん思い入れがあったので、今回はいきなり『III』から作っちゃえ、となった」とコメント。さらに「続きとしてこの後、『I』『II』といければいきたい」と、HD-2D版のシリーズ化の可能性についても言及している。 また、「前は『I』『II』『III』ときて、『III』で以外な展開がありましたよね。今度は『III』から始まって、『I』『II』をやれば『II』のところで以外な展開は僕は考えているので…」という気になる発言も。シリーズのファンにとっては実に楽しみだ。
※画面は配信をキャプチャーしたものです。