本作ならではの要素を一挙公開 2014年9月27日に任天堂より発売予定のWii U用ソフト『零 ~濡鴉ノ巫女~』について、キャラクターやシステムなどのゲーム詳細が公開された。また、紹介映像もあわせて公開となったので、ぜひチェックしてみてほしい。以下、リリースより抜粋。
■舞台~死に誘われる山“日上山”~
かつて霊場として人々に崇められた山であり、今は自殺志願者がその最期の地として選ぶ霊山。日上山には、人を死に誘う“濡鴉ノ巫女(ぬれがらすのみこ)”が支配するという言い伝えがあった。
本作ではこの日上山を舞台にストーリーが進行します。
従来の『零』シリーズは、日本家屋の中での探索がメインでしたが、今作は屋外などのオープンエリアも多く、心霊スポットでの肝試しのような体験も味わえます。
またこの山には、いたるところに雨や水が流れており、プレイヤーを不安に、そして心細くさせます。
■登場人物~3人の主人公~
物語は不来方夕莉が、日上山を訪れるところから始まります。
話の展開にそって切り替わる3人のキャラクターを操作して、日上山の隠された謎に迫ります。
不来方夕莉(こずかたゆうり)
声:種田梨沙
骨董・喫茶“くろさわ”で居候として働いている。触れたものの記憶や秘密を知ってしまう力がある。
放生蓮(ほうじょうれん)
声:鈴木達央
夕莉とは旧知の仲の売れない作家。つぎの作品の題材として日上山の風習“弔写真”に注目し、山に入る。
雛咲深羽(ひなさきみう)
声:内田真礼
幼い頃に母が失踪した為、親の愛を知らず、自分が虚ろな存在であると感じている。母が日上山にいるという噂を知り、山に向かう。
その他の登場人物
黒澤密花(くろさわひそか)
声:田中敦子
夕莉が居候する骨董・喫茶“くろさわ”の主人。失くしたものを探す“影見(かげみ)”の仕事も請け負う。ある日、神隠しの少女を探して日上山に入り、行方不明になる。
鏡宮累(かがみやるい)
声:坂本真綾
放生蓮の助手。蓮のことを“先生”と呼び慕っているが、直感で動きがちな蓮をいさめたり、普段の生活での不精を叱るなど、家族同然の存在となっている。
濡鴉ノ巫女(ぬれがらすのみこ)
日上山に現れる謎の巫女。普段布で覆われているその目を見た者は、死に誘われると言い伝えられている。
■ゲームシステム(バトル)
Wii U GamePad で体験する、新たな“恐怖”
今作では、Wii U GamePadを“射影機(しゃえいき)”に見立てて、本物のカメラのように動かして操作します。怨霊の動きや位置に応じて、縦横に持ち替えながら構えたり、周囲をぐるっと見回しながら撮影したりするなど、これまで以上に臨場感あふれる“恐怖”体験が可能になりました。
また、状況に応じて、Wii U GamePadを縦持ちで撮影することもできます。
射影機……目に見えないものを写し出せる古いカメラ。撮影することにより、怨霊たちを封じ込めることができる。
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▲Wii U GamePad縦持ち画面 | ▲テレビ画面(Wii U GamePad縦持ち) |
“シャッターチャンス”を狙って撮影して、大ダメージを与える
今作では、怨霊にダメージを与えると、その周囲に“霊片”とよばれる対象物が複数出現します。フレームに霊片をたくさん収めるとシャッターチャンスとなり、より大きなダメージを与えることができます。
Wii U GamePadを縦や横に持ち替えながら、より多くの霊片を捉えて撮影すると、怨霊に与えるダメージが大きくなります。
■ゲームシステム(序盤の舞台)
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▲骨董・喫茶“くろさわ”
密花が店主を務める骨董屋兼カフェ。夕莉が居候として働いている。失せもの探し“影見”を依頼する者や、密花に占いを頼みに来る者も訪れる。 |
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▲水籠温泉一縷荘(みこもりおんせんいちるそう)
日上山に古くからある温泉旅館。山全域で起きた大規模な地滑りにより、本館である旧館部分が埋まり、そのまま再建されることなく廃業となった。地滑りで多くの犠牲者が出たことや、家族を亡くした旅館主人が建物内で自殺し、その霊が出るという噂などから、心霊スポットとして有名になっている。 |
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▲不知ノ森(しらずのもり)
日上山の中腹にある、平坦な地域に広がる森。日上山が心霊スポット、自殺の名所として有名になってからは、自殺するためか、肝試しをするためか、フェンスを破り侵入する人々が後を断たない。森に入ったものは行方不明になってしまうケースが多いが、中には森に潜む凶悪犯に惨殺された者もいる、という噂もある。 |
■ゲームシステム(探索)
ゲームの流れ
ゲームはミッション制となっています。それぞれの章には、行方不明になった人や物を探して連れ戻すといった目的があり、その目的を達成すると、つぎの章がオープンしていきます。
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▲(1)ミッションの手がかりを見つける。 | ▲(2)見つけた手がかりをもとに探索。 | ▲(3)目的となる人や物を連れて帰る。 |
“残影”を追う
ZRボタンを押し続けると、寄香をたよりに意識を集中させて過去の影“残影”見ることができます。残影は、目的の人物がかつて辿った道を進んでいくので、目的の場所への道標になります。
<寄香(よすが)>
“影見”が行われる際に、探す相手の手がかりとして使われる、その人の思念が残った物のこと。その人が普段から身につけていた物や、髪の毛などの体の一部、想いを込めた手紙や日記、姿を写した写真などが使われる。影見は、寄香に残る思念を辿ることで、“残影”を見ることができる。
■手を伸ばす
ZRボタンを押し続けて手を伸ばすことで、落ちているアイテムを拾うことができます。まれにゴーストハンドがあらわれて、掴まれてしまうのでボタンを離してすばやくかわすか、L・Rスティックを左右にたおして振りほどきます。
“霊視”で手がかりを見つける
一見、何もなさそうなところでも、射影機を通してみると、通常見えないものが“反応”することがあります。その反応を撮影すると、関連する場所や物が写りこむので、それを手掛かりに探索を進めることができます。
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▲関連する場所が写真に写りこむ。 | ▲その写真を手掛かりにして探索を進める。 |
Wii U GamePadに地図を表示
探索中は、Wii U GamePadに地図を表示することができるので、テレビ画面を切り替えることなく快適にプレイすることができます。
■主題歌
テーマソング『HIGANBANA』は、現役女子高生シンガーソングライターのAnJuさんが担当。まだデビューしていないとは思えない歌唱と楽曲センスでこのゲームに彩りを添えます。
主題歌情報
アーティスト:AnJu
タイトル:HIGANBANA
発売日:10月8日
配信:9月24日
価格:1000[税抜]
発売元:SPACE SHOWER MUSIC
また、シリーズでおなじみの“天野月”さんの楽曲『鳥籠-in this cage-』も収録予定。詳細は後日あらためてお伝えします。