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傳說中的影之手

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精華
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6602
1
註冊時間
2007-06-28
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1#
發表於 2011-04-08 18:05 |只看該作者 |倒序瀏覽
自己截下来的,算作神采发行前的回顾
懂日语的不如尝试翻译下

暗线:
アストライアの光は罪を明らかにして裁くための光だと、かつて彼女が言っていた。

なら……リウイにはどのような罪があったというのだろうか。

「う……お………………ぉぉ…………」

虚空を見つめているリウイ……彼を取り巻く力は萎んでいく。

誰よりも強く願った。妻の生を……。その身を闇に染めようとも。

だが闇は光に切り裂かれ、望んだ夢は散りゆく。

最期の時。同じ闇に夢を託した僕たちが付き従う。

「……今まで……ありがとう………でも一人で逝かせないから」

「……短い夢を見させていただきました」

「かつての主と地の底への途を共にしたように、貴方様のお供をいたしましょう」

「我らの主として至高の存在となりうる方でした」

「命捧げたる主去る時、僕もまた殉ずるが定めであり、我が生き方」

「クォォオオオオン……」

「ほら、エヴリーヌたちが一緒だから……寂しくないよね……ばいばい……」

――リウイに仕えた深凌の楔魔達は自らの核を消滅させ、世界より消える。

だが最早リウイは彼らの姿すら見つめていない。

「……」

「ご主人様が……ご主人様ぁ……」

涙で顔をぐちゃぐちゃにするペテレーネとは対照的に、カーリアンは歯を食いしばってリウイの夢の散り際を見つめる。

「ペテレーネ……目を逸らさないで……見てあげようね……」

爪を自らの腕に突き立て、必死に目を逸らさなかった。

「……ご主人様………………は、い…………」

リウイは静かに跪いている。もう声を掛けることも、抱きしめてくれることもできない。

「……救えなかったね……ごめんね……」

動かぬリウイにゆっくりとセリカが近づく。

「俺からは手向けの花を。……神殺しとしての最後の仕事だ」

振るわれた剣は狙い通り……彼の中にある『それ』を切り落とした。

目映く光る……その中に人影が透け、浮かんで見えた。

「……イリー、ナ……?」

求めてやまなかった、愛しき者の姿が――

「イリーナが……どうやって……?」

「奴の核から切り落とした。魂が含まれているというからな」

彼女は記憶にあるままの姿で手を伸ばし……愛おしいその人を両手で包んだ。

リウイは驚いていた。ただ眼を見開いて愛する者の姿を見つめる。

「…………そうか…………迎えに……来てくれた、んだな……」

「……会いたかったよ…………ずっと……ずっとだ……」

彼女は嬉しそうにも寂しそうにも見える表情で微笑んだ。

「………………でもこれで…………一緒に…………いら……れ……る……」

イリーナが抱きしめ……リウイはそれに身を委ねる。

漆黒の闇が晴れ渡っていく。

優しい光に中和されるように浄化されていく。

そして――

プレイアを神の墓場へ転移させていた魔術式が崩壊し、周囲の景色は元の世界へ、アヴァタール地方に戻った。

夕日が傷だらけのプレイアの都をさらけ出す。だが彼らは帰ってきたのだ。数多の犠牲を払いながら……。

戦いは終結しました。

最高指揮官を失ったメンフィル軍は停戦の意向を表明し、レウィニアも受け入れました。

同盟国のエディカーヌもこれ以上の包囲継続を諦め、粛々と撤退していきました。

レウィニア国内の戦争の傷跡は深いと聞きます。……復興には長い時間が掛かるでしょう。

それでも周辺国の援助を受けられるだけ、メンフィルよりは……。

メンフィル帝国はリウイ様という要を失ったことで、建国されて間もない脆弱な体制が瓦解してしまったそうです。

それまで抑え込まれていた勢力が各地で起ち、群雄割拠の巷となっていると聞きます。

また周辺にも敵対国が多く、侵食を受けていると――

この戦に関わった人々のその後について、少しお話しましょう。

リタとナベリウスは冥き途に戻っていきました。二人はセリカ様と一緒にいたい様子でしたが――

「皆さん、ちゃんと並んでくださいね」

冥き途に集まってきた死者達は整列して進んでいく。

先の大戦による死者で溢れていたこの地も、最近はようやく落ち着きを取り戻してきていた。

「…………セリカのおうち…………行きたい……」

「私も……でも、この死者を片付けないと……タルタロス様からさぼりすぎだって釘刺されちゃったし」

「どれくらい続けなきゃだめ?」

ナベリウスは右手の指を一本立てた。

「…………千……?」

「……はぁ。槍がさび付いてしまいそう」

「主はここへ来られないし寂しい……もう会えないのかな」

「…………タル、ちゃん………………だめ…………?」

(汝らが一所懸命に忠勤に励めば、休暇は与えてやろう)

「聞いてらしたのね」

(うむ……すでに彼の者達は世界の律より離れた。これよりは歴史の彼方へと埋没していくのであろう)

(すでに我らや汝らとは異なる世界の住人になったのだ。死を司る門番としての節度や諦観も備えよ)

「……………………やだ……」

「主の方が先に、なんて考えたくない……」

(それが人の定め……だがいつか、生きて相見えることもあろう。そのような運命にあれば――)

レウィニアに派遣されていた人達も、メンフィルやそれぞれの国や故郷に戻られました。

リウイ様に馴染み深い人々はミルスの都を中心に集まっているそうです。

ミルスの郊外、王家の墓――

真新しい墓石の周りを掃除していたペテレーネに、見知った二人が近寄ってきた。

「はぁい?」

「元気にしているか」

「あっ、ようこそいらっしゃいました」

「……今日も汚れ一つもない。真面目だな」

「その若さで墓守なんて退屈かな、って思っていたけど」

「やることは結構ございます。お花を代えますし、ご主人様だけでなくイリーナ様に、昔の王様のお墓も綺麗にしています」

「それにマーリオン様も一緒にいて、ご主人様とイリーナ様を守ってくださいますから」

「……お前が一番落ち込んで、後を追うかと思った」

「……私もまだ辛いです。だから……こうしてご主人様と一緒にいることで誤魔化しているのです」

「そうだな……私も国難に対応していなければ沈み込んでいたかもしれない」

「あら、ファーミが?」

「おかしいかしら。貴女ほど無神経ではないもの」

「何よ!?」

「死者の静寂を破るような大声は止めては如何かしらね」

「……今日は勘弁してあげるわ」

「……めずらしく殊勝ね」

「……ふふ……あっ、笑ってごめんなさい」

「でもリウイ様も……お二人のやり取りを笑ってお聞きになっていらっしゃるでしょう」

「……そう言われると、かえってやりづらいわね」

「全くだ……。すまないがご挨拶をしたらすぐ戦場へ行かねばならない」

「敵が近いのですか?」

「心配するな、何があってもここには近付けさせない」

「私もお別れしたら行くわね」

「旅に出られるのですね……」

「ええ……そういう性分だからね。……ま、しばらくはメンフィルの近くにいるから安心して」

「……また来るわ。……隣にイリーナ様が一緒だから寂しくないわよね」

「……………………馬鹿……」

私達の近況もお伝えします。

セリカ様は水の巫女様をお救いし、今ではレウィニアの救国の英雄として讃えられるようになりました。

それまでは巫女様の客将としての扱いを受けつつ、やはり畏れられている存在でしたが……人の評判とは急に変わるものですね。

女神の力を捨てたためか『神の呪縛から帰還した者』と世間では言われていることに、複雑な思いを感じていらっしゃるようです。

それも理由でしょうが……セリカ様はレウィニアを旅立つことを決意なさいました。

「今日、出立ですか」

「短い間だが世話になった」

「それはこちらが感謝すること。結果的には貴方に多大な犠牲を払わせてしまいました」

「予知したとおりではなかったのか」

「全てを見透かせるわけではないのです。貴方がかの王に敗れ、レウィニアが滅亡するかもしれなかった」

「……失った長寿や力を望むなら、私の神核を与えて差し上げることもできます……ですが貴方はもう欲していないのでしょう」

「せっかく人間に戻ったんだ。千年も生きていればうんざりだな。……俺より永く生きている神に言うことではないが」

「ふふ……貴方の『人生』に幸があらんことを」

「ここでお別れだな」

「お忙しいのにお見送りいただき、ありがとうございます」

「構わぬ。……次に会えたら、お前たちはずいぶん歳を取っているのだろうな」

「私は水の巫女様に仕える身だから歳は取らぬが……今のお前たちは少し羨ましくもある」

「……北は荒れているそうだ、気をつけてな」

「それでは予定通り、街道に沿って向かっていきましょう」

「あちらに着くまでに冥き途へ寄っていくか」

「残念ながら、行く術がありません」

「……不便なものだな」

「ナベリウスやリタに会えるのは、亡くなった後になりそうですね」

「仕方ない、気長に待とう」

(そのうち向こうから会いにも来るであろうて)

――セリカ様と私はレスペレント地方に辿り着きました。

先に申したとおり、この地はリウイ様亡き後は内部分裂によって戦乱状態に陥り、かつての栄華の影もありません。

……私達はせめて、リウイ様とイリーナが目指した理想を潰えさせてはならないと思うに至りました。

人間と闇夜の眷属の共存……そのためにも戦乱を収めるための手助けがしたい。

それはルナ=クリア様が目指された理想と夢でもありました。

私達を恨んでいる方々は沢山いるでしょう。レウィニアにいた方が遙かに安全です。

でも……生き残ってしまった私達は、せめて遺志を汲むことでしか罪滅ぼしができないのかもしれません。

「……セリカ様……お休みになっているのですか」

「……いや、ちょっとうたた寝はしていたが起きていた」

木陰で横になり、白雲がまばらに散る空の方に顔を向けたままセリカ様は答えてくださいました。

「ずっと考えていたんだ……あの戦いで聞こえた声は、誰だったのかって」

「私達が……リウイ様によって金縛りにあった時ですね」

「アストライアだったようにも、ルナ=クリアだったようにも思える。もしかすると二人とも、だったのかもしれない」

「あの一瞬だけ、俺は女神の力を宿していた……けれど最後にフェミリンスの核からイリーナの魂を切り取り――」

「それから、もう二度と神の力を感じられなくなった……強い喪失感が残っているんだ」

女神アストライアは、セリカ様にとって特別な方でした。今回の事でその絆は隔絶してしまったそうです。

……私にも一因があり、何とお言葉を掛ければよいのか……。

「……私が使徒でなくなったのも、その前後だったように思います」

今の私はもうセリカ様の『使徒』ではありません。

でも、もう何十年も使徒として生きてきて、そうではない私なんて想像できません。

「……不思議な感覚だな」

「はい……時の流れに慣れるまで時間が掛かりそうです」

私達は人間になりました。時の流れの中に身を置き、流されていく存在です。

私はともかく、セリカ様にとってはほんの僅かな時間で歳を取っていき……終焉の刻を迎えます。

運命の女との絆を失い、伴侶となるべき女も失ってしまわれ、この人には何が残ったのでしょう。

……私の妹やその夫だった人を思うと心は苦しくなります。それでも、私はこの人のために――

「あいにくとレスペレントへ渡る定期船は無いそうです。でも希に商船が来るそうなので、それまでここで滞在していきましょう」

「……ここは北華鏡の村に似ていますから」

「そうだな……俺の生まれた村……キート村にも似ているんだ」

「……良かったらキート村のこと、教えてください」

「ああ……」

私自身が幸せになりたいなんて望みません。

でもこの人だけは、残った時間を幸せに感じて欲しいと……それだけを望んでいます。

人としての寿命を終えるその時まで、この人と共に――

光线:
神代の昔、大魔術師ブレアード?カッサレと十の魔神らが戦った姫神フェミリンス。

不完全ながらも、悪しき邪法により誕生した邪竜の核を取り込んで復活を果たした。

しかし……その力は放出され、体を包んでいた光も弱まっていく。

「幕を引こう。フェミリンスより邪竜の核を切り離す」

セリカの体に神の力が漲り、フェミリンスを上回る光が生じる。

「姫神フェミリンスよ……今度こそ永劫の眠りにつくがいい」

光の奔流の中、フェミリンスを構成していた力が天に向けて解きはなたれる。

「……あっ!」

その中にエクリアは彼女を見つけた。

「待って……! 貴女に、私は――」

彼女は遠のいていく。

(セリカ様……一瞬だけ、お時間を下さい!)

(嬢ちゃん何を!?)

(フェミリンスの崩壊を一時だけ止めます……!)

エクリアは、自らフェミリンスへ飛び込んでいった。

(……もう崩壊し掛かっている……これではイリーナの魂もまた何処かに消えてしまう……)

(だめ、お願いです! 私の体に宿って――)

(……イリーナ……!)

フェミリンスと同調したエクリアが光に包まれていく。

彼女の中にイリーナを取り込むこと――それは自分の魂を捨てることに他ならない。

かつて古の女神が、愛する男のためにそうしたように。

(だめだ! 勝手に死ぬな、エクリア!)

「……くっ……どうなっているんだ……?」

セリカが力を放ち、エクリアがフェミリンスに飛び込んだ。少しの間を置き、セリカから更に光が溢れて世界を包む。

しかしそれもすぐに途切れた。フェミリンスは依然として光を撒き散らしながら、力を消失させてゆく。

「……あれは?」

変哲もない光の球――

だがリウイにはまるで違って映った。

フェミリンスとの戦いで消耗していた彼は懸命に手を伸ばし、掴んだ。

「流石、私が見込んだ御方だ。予想以上です」

遠くから見守っていたパイモンの袖を、後ろから引く者がいる。

「……」

「ああ、これはどうも……」

「…………リウイ…………約束……守る…………」

「はい、そうでしたね。ちゃんと憶えていますよ」

「恐れ入りますが、お力をお借し下さい……私と同じソロモン七十二柱の魔神にて死者を司る者ナベリウス」

ナベリウスは了承の意を示すため、小さく指を動かす。その意味を察してパイモンは術を唱え始めた。

「本来は我が古き主をリウイ様に蘇らせるための秘技ですが……その効果をお見せしましょう」

「…………魂…………宿る…………近しい体へ…………」

二人の魔術が完成した瞬間、リウイが掴んでいた光が膨れ上がり、フェミリンスの体を包み込んだ。

「……ここは?」

「……私は……」

「エクリア……俺達は、どうして光の中にいる?」

「分かりません……私はフェミリンスに飛び込んで……彼女を……」

「そうだ、俺もこの手に……」

リウイの手には掴んだ光は無かった。

探すように視線を周囲に向けると、光の中に一人の女性が立っていることに気付く。

「……イリーナ?」

「お前なのか……」

光に包まれて朧気な姿をしたイリーナが二人に微笑む。

「こうしてまたお会いできて嬉しい……二人とも元気そうで良かった」

「イリーナ……貴女に会って……ずっと謝りたくて……」

「エクリア姉様……私はずっと、見守っていました。だからずっと、姉様が苦悩されてきたことも知っています」

「姉様を恨んでなんていません。だから謝らなくていいのです」

「イリーナ……」

「……あなた……」

二人は黙って、互いの想いを目に籠めて見つめ合う。月日を埋めるための言葉は要らなかった。

沈黙を破ったのはイリーナから。――彼女がこうしていられる時間が終わりつつあったからだ。

「私達の理想を捨てないでくれて、ありがとう……それに私を忘れないでくれて……」

「お前がいてくれたから、俺は生きていられたんだ……」

「すぐにお別れなんて寂しいですけれど、永い時の果てにまた会える……そう信じています」

「二人が和解してくれたお陰で、私はもう彷徨わなくてもいい……私は、側に――」

「待ってくれ……イリーナ!」

薄れゆく光のイリーナをリウイが抱き締める。

光の世界がより強く輝き、目を開けていられなくなる。

イリーナは腕の中で微笑み……光の奔流に同化するように消えていった。

「……イリーナ……」

「……」

「……リウイ」

声に振り返る。

「リフィア……! 戻ってきてくれたのか」

「うむ……記憶は曖昧模糊ながら、フェミリンスから解放されたらしいぞ」

リウイは逸る足でリフィアに近寄った。

「な、何だ、お、怒られるのは嫌だぞ……むぎゅぅ!?」

リウイが力強く抱き締める。

「こ、これ、恥ずかしいではないかぁ……うー……うーうー……」

藻掻いていたリフィアは、急に大人しくなると、リウイの胸に顔を埋めた。

「……ただいま」

「ああ……おかしな所はないか」

「……ある」

「余の中に、温かい気持ちにさせる存在が眠っているようなのだ」

「フェミリンスや、まして邪悪な者ではない……ただリウイやエクリアを想っている、優しい方だ」

「それは……」

リウイは驚き、そして微笑んだ。

「そうか……お前の中にいるのか……」

そして更に強くリフィアを抱き締める。

「今度こそ終わりましたね」

「そのようだな」

「貴方のお陰と言っていいでしょうね」

「ひとつ聞いてもいいか。お前は何故、イリーナの魂を助けた? お前の行動と言葉には何の意味があった?」

「私はリウイ様が真の主に相応しいのか、知りたかっただけです」

「そして得心しました。リウイ様はやはり真の主になる器をお持ちです」

「しかしあの方は未だに光の陣営に偏っておられる。時が熟していないと言うことでしょう」

「その点、貴方と一緒にいれば興味深い結果が起きています。リウイ様の状況が変わることも期待できるでしょう」

「自分の望む主人になるのを待つため、か。案外気長なのだな」

「皆さん私のことを誤解されているようですね。私は生来慎重な方だと自分では思っているのですよ」

「そうか。だがお前の手段を選ばないやり方は気に入らない」

セリカの一閃が唸り、パイモンの胴体を切り裂いた。

「……幻影か」

「またご挨拶に伺います」

「勝手にしろ」

影は消滅した。ふと見上げた空高く、黒い大柄の鴉がいずこかへと飛び去っていった。

やがて、白い翼をはためかせ、メンフィル軍を指揮するファーミシルスが舞い降りてきた。

「到着が遅くなりました。魔物の駆逐、及びスケーマの安全と宮殿の制圧を完了しました」

「ご苦労だった。こちらも目的を達した」

「うむ、手間をかけさせたな。イリーナ様もお喜びだろう」

「ご無事で何よりですわ。……イリーナ様ですって?」

「セリカもよくラティナ王女殿下をお救いしてくれた」

「アビルースの邪竜の生贄とされていた。後遺症が残っているかもしれない」

「……国元に戻ったら治療に当たらせよう。だが今はお命が無事なのを喜びたい」

「しかしどうして、ラティナ殿下はアビルースに狙われたのでしょう」

「殿下は王族の中でも潜在的な魔力が最も高いと伺った。そのため、邪悪なる竜の生贄とされてしまわれたのだろう……」

「ともあれご苦労だったな」

「いえ……少しでも恩をお返しができたのなら」

「お姫様、元気になるといいね」

「…………セリカの家…………帰る……」

「そうだな、レウィニアに帰ろう」

陽が落ち始めてきた。崩壊した宮殿や、住人が消滅した街の廃墟と化した街並みが赤々と染まっていく。

「色々と世話になったな」

「いや……ただの気まぐれだ」

「ふっ、そうか」

しばし黙し互いに微動だにせず時間が過ぎた後、リウイが手を差し出した。

セリカは無表情に一瞥する。

「……なんのつもりだ」

「たまには気まぐれも良かろう」

「……」

セリカはリウイの手を取った。僅かのあいだ手を合わせ、互いにあっさりと放す。

「ではな。また会おう」

「約束はできないが……ではな」

二人は背を向け、別れた。

「友情……かしら」

「どうでしょうね。でもこんな日が来ることを待っていたわ」

「貴女はずっとその為に尽力してきたものね」

「神殺しと半魔人の王……どちらも世界にとって敵として認識されているけれど――」

「認めあえればそうではなくなるもの。今はここにいる人達だけでも、いつかは世界も分かってくれるわ」

「そんな簡単じゃないだろうけど、貴女の言いたいことも分かるわ」

「私達だって、争うのだけが好きって訳じゃないもの」

「……本当かしら」

「あら、疑うんだ」

「少なくともリウイ陛下は信じるに足る方ですわ。それが闇夜の眷属全てに当てはまるかどうか」

「難しいよねぇ……でもそれを乗り越えないと仲良くなれないから、話し合ったりぶつかったりするのよね」

「方法は何であっても、お互いに信じ合えるのが一番ですわね」

「あの二人も長い後に、ああやって分かり合えたんだね……格好いいわぁ」

戻ってきたセリカの元に、エクリアが駆け寄っていく。

「セリカ様、皆さん帰還を始めました。私達も戻りましょう」

「……エクリア、側に」

「はい……あっ」近寄ったエクリアをセリカが抱き寄せた。

「大変だったな」

「いえ……私こそ、ご迷惑をお掛けしてしまって……」

「こういう時どう言えばいいか分からないが……」

エクリアの唇を奪った。

「んっ……んちゅ……」

エクリアの髪や肩などを優しい手つきで触れて労う。

「はぁ……ありがとう、ございます……」

「出会ったときから比べると、ずいぶんといい表情をするようになったな」

「だとしたら、セリカ様のお陰です……」

夕日は鮮やかに世界を紅色に染めていく。

「この空の色……思い出すな」

「同じ空を私も憶えています」

エクリアが世を儚み、海へ身を投げようとしたあの日の空――

「お前は贖罪の死を求めていたな」

「……はい」

「……お前の行く末を見守りたいと思っていた。お前を知ることで、俺の探しているものが得られると感じた」

「……フェミリンスから邪竜を分離する時、俺は……女神アストライアの声を聞いた」

「彼女は……俺に『また会える』と告げたんだ……」

「私とイリーナのように……?」

「女神は俺を憎み、体を取り戻そうとしていると思っていた。だが……違う答えがあると教えてくれたのだろう」

「そこへ辿り着くことができただけでも、お前に感謝しなくてはならないな」

「そんな……」

セリカはエクリアの体から手を離し、頭部にかざすようにして指を動かしていった。

「『使徒の生から解放する』」

「えっ……?」

解除は一瞬。エクリアの中にあったセリカとの結合が失われる。

「ど、どうして……」

「これでお前との約束を果たした。お前を殺す、というな」

(エクリア?フェミリンスは死んだ。そして生まれ変わった)

(これからは使徒ではなく、ましてフェミリンスの娘でもない、自分の人生を生きるのだ)

「……自分の、人生……」

(そうじゃ。嬢ちゃんがセリカに依存していること……使徒となることで安息を得ていたことは分かっておった)

(じゃが今の御主は、依存せずとも生きていけよう。己の足で、自らの途を)

「あまり喋るな……」

「……わ、私……なんと、申していいのか……うぅっ……」

目に大粒の涙を浮かべて崩れるエクリアを抱き留めた。頭を撫でてやりながらも言葉は無かった。

――ようやく落ち着いたエクリアを、セリカはリウイの元へと連れて行った。

「しばらくエクリアを預けていいか」

「……それでいいのか」

「リフィアの後見人に据えてやれ。イリーナがいつか復活するまでの間だ」

「……承った」

「セリカ様……わ、私……」

「……貴方にお仕えできて……幸せでした……その気持ちは変わらない……ずっと……」

「いつか……また、帰っていいですか? 貴方のいる御屋敷に……」

「好きにしろ」

そう言って去りかけて、セリカは一度振り返った。

「俺はあそこにいる。ずっとな……」

今度こそ背を向け、セリカは去っていった。

そしていつかあるとき――

「おお、この輝きは……どうやら元の迷宮に戻れそうだ……」

「いずれ戦うこともあるかもしれんな」

「それでは、いつかまたどこかで……」

「さらばだ! ふははははっ!」

まおーさまの偉そうな高笑いと共に、二人の存在がパッタリと消えた。今度こそ転移に成功したようだな……。

憎めない連中だった……名残惜しさのようなものを感じつつ、俺達は二人に感謝した。

レウィニア王国プレイアの王城。その最奥には『庭園』と呼ばれる聖域が存在する。

清らかな水を湛えた庭園の湖面を臨みながら、水の巫女は彼女が呼び寄せた者を待つ。

「お待たせしましたでしょうか」

「いいえ。早速ですが貴女の見聞きしたことをお話しいただけますか」

「承りました。エディカーヌのことや、セリカ達のことについてですね」

「解放された帝都スケーマは帝国の地方領主らに引き渡され、国の体面は保つことになりそうです」

「しかし主要な人物を失って国力を大きく損ね、五大国の一つとはもう言えないでしょう」

「積年レウィニアにとって難題だったエディカーヌ問題が、今回の悲劇によって解決したというのは皮肉なものです」

「失われていった命を考えると、素直に喜べるものではありません」

「はい。ただ結果としてはアヴァタール地方に長い平和が訪れたと言えるでしょう」

「この戦いに参加した者達は国元や故郷へ戻る者、新しい旅に出る者、それぞれの途を歩み始めました」

「セリカ?シルフィルも旅に出るそうですね」

「そのようです。もうすぐ出立すると――」

「荷の準備が終わったわ」

「ありがとう。これでいつでも旅立てるな」

「そうね。……どういう心境の変化?」

「女神アストライアの魂はこの地上の何処かを

彷徨っている……」

「それを見つけられた時、俺は生きる答えが見つけられるかもしれない。だから探しに行くんだ」

(……セリカ。我は御主の過去を知っている。それを話しても良い)

(お前が話さなかったのは理由があるのだろう。話したくない理由が)

(う、うむ……)

(ならばいい。その理由も、女神の魂を見つけた時に分かる気がするからな)

「貴方は流離う旅人ね。でも、もし何処にも答えが見つからなかったら旅を終えるの?」

「そうだな……そうしたらここへ戻ってお前と余生を暮らすさ」

「ふふ、嬉しい申し出ね。……直感だけど、女神が見つかっても見つからなくても、貴方とは死ぬまで一緒になりそうだわ」

「お前は使徒だからな。……嫌ならお前も使徒から解放するが」

「そういう意味じゃないのだけど……いいえ、私にも良く分からないわ」

「……? おかしな事を言うものだな」

「そうね、忘れて。……果てのない長い旅になりそうね」

「そうだな……」

「でも楽しい旅になりそうじゃない?」

「起きてきたのか」

「おはよう、カーリアン」

「おはよっ。今日もすがすがしい朝ね」

「……その割にずいぶんと遅かったな」

「私の血筋は朝に弱いのよ、これでも早いくらい」

「それに貴方が寝させてくれなかったからじゃない」

「……」

「……嘘をつくな」

「メンフィルには最近戻っていないようだがいいのか」

「あっちは平和で退屈だしねぇ。その点、こっちはほとんど知らないし、楽しいわよん?」

「それに貴方の側にいると飽きないんだもの。これでもかってくらい騒動が起きるものね」

「それで、セリカの旅に私も付いていっていいんでしょ?」

「……付いてくるのか?」

「いいじゃない、旅は道連れ世は情けよ。みんなにも声を掛けるの?」

「彼女たちは――」

「皆さん、ちゃんと並んでくださいね」

冥き途に集まってきた死者達をリタは整列させていく。

先の大戦による死者で溢れていたこの地も、最近はようやく落ち着きを取り戻してきていた。

「…………セリカのおうち…………行きたい……」

「私も……でも、この死者を片付けないと……タルタロス様からさぼりすぎだって釘刺されちゃったし」

「…………ずっと……いなかった…………あと…………魂…………操った…………その分…………お仕事…………」

「こんにちは」

「遊びに来てくれたのね」

「はい、お出かけできずに退屈しているって聞いたので、焼き菓子を作って持ってきました?」

「うわーい…………テトリの蜜…………おいちい…………」

「いつもありがとう」

「私もお茶会楽しいですから。ここの景色はちょっとあれですけど……沢山焼いてきましたから召し上がれっ」

「集落の方は最近どう?」

「平和ですよ。戦争も終わったから、怖い流れ者の人達も来なくなりましたし、魔物も減りました」

「子供達も裏手の山で、毎日楽しそうに駆け回って遊んでいます。私もお菓子を作ってあげて一緒に遊ぶんです」

「やっぱり平和っていいですよねぇ……子供の元気な笑顔が見られますから」

「楽しそうね。今度私達も行ってみたい」

「…………………離れる…………めー…………」

「どれくらい続けなきゃだめ?」

ナベリウスは右手の指を一本立てた。

「一年?」

「十年かな」

「…………千……?」

「……はぁ。槍がさび付いてしまいそう」

「……村のお仕事がない時に、いっぱい遊びに来ますね」

「セリカさんや皆さんも来てくれますよ」

「でも主は旅に出るみたい」

「…………行く………やっぱり……………冥き途…………色々…………繋がる……」

「ではタルタロス様には内緒で」

「…………しーっ…………」

(しかと耳に届いておるぞ)

「……ごめんなさい」

(ふっ……だが彼の者らの側にいたい汝らの気持ちは察する。あれは我からしても興を引く存在だ)

(運命とは皮肉なものよ。死すべき星の下にあった者が生き延び、生きるべき者が鬼籍に名を刻む)

(神殺しと半魔人の闇王が世界の律をどのように手繰るのか……何人とて見通せぬ)

「………………遠くから見えない………だから………近くで見る…………」

「私達が主を見守ります……だからちょっとだけ行ってきていい?」

(時が満ちれば自ずと導かれよう。我も彼の者らに

刮眼しようぞ)

メンフィル王都ミルスの城、屋上にて一際異彩を放つ天使が佇んでいた。

その瞳に映るのは城下町――人と魔が気兼ねなく接し、生活を営んでいるメンフィル独特の風景。

亡き守護者から託された、守るべき者達がそこにいる。

「ようやく戻って来られましたわね。戦乱続きで久方ぶりになりましたけれど、これで休めますわね」

「この魔を切り裂く剣が再び血に汚れないことを祈るばかり」

モナルカは無骨な剣を支えにして、直立不動の姿勢を取って目を瞑った。

次に彼女が目を開くのはいつの日か。平穏な日々が続く限り、何年でも彼女は動かないだろう。彼女が動く日こそ平和が終わる刻だ。

フォルマ地方――

広大な砂漠の中に、魔族で賑わう町が出来つつあった。

「ここもずいぶんと活気は出てきたか。ヴェルニアの楼と比べると見劣りするが」

「ラーシェナが頑張ったから。……体、平気?」

「ほら、こうやって体を伸ばしても……つっ」

痛みを堪えつつ、ラーシェナは笑った。

エヴリーヌを助けた時に負った傷は癒えていない。魔神と言えど、完全に治るまでには相当の時間がかかるだろう。

それでもこの町を切り開くため、自ら率先して働いている。

「我らがひっそりと暮らすにはこの程度が良いか」

「……うん」

そんなラーシェナを見つめ、エヴリーヌは寂しげな顔をする。

「良かったの? ラーシェナだけメンフィルに残っても……」

「それだとお前が息苦しいのであろう。あの国では」

エヴリーヌは小さく頷いた。

メンフィルは今や光寄りの体制となった。純粋な闇の者ではどうしても生き辛い。そう思う者達も少なくなかった。

だから彼らを引き連れ、この砂漠に新たな植民都市を築いているのだ。

「ラーシェナ」

「何だ?」

「……ありがと」

「気にするな。……姉妹みたいなものだから」

「……エヴリーヌの方が年上だからお姉ちゃん」

「そうであったのか!?」

「嘘………………あは……」

「……ふっ、ふふ……やっと、笑ったな」

――その二人の前に、空から影が舞い降りてくる。

「おおーい、来てやったぞ」

「やはりあの国は居心地が悪いから、私もこっちにいさせてくれ」

「リウイ殿の側に留まっていなくていいのか」

「主の側に居たいのはやまやまだがな……必要に応じて顔を見せに行けば構わぬであろう」

そう言った直後、ゼフィラはふと寂しげな顔をする。

「……ラーシェナもリウイのことは好き?」

「なっ!? ば、馬鹿を言え、あんな女を何人も侍らすふしだらな奴を、だ、誰がっ!」

「必死だ」

「……今はどこを旅されているかな」

ゼフィラの遠い目につられるかのように景色に目をやれば、代わり映えのしない風景が広がっている。

砂漠のただ中にあるこの地は不毛だ。オアシスがあるとはいえ、生きていくのは楽ではない。

こういう環境に適応した一部を除いては、ほとんどの魔族にとって苦難に違いはなかった。

町が大きくなっても、彼らにとって安住の地とは言えないのだ。

「いつかヴェルニアの楼を取り戻したいな。武力ではなく交渉でいければ、なお良い」

「……らしくない」

「我とて変わりはする。あの男の目指すところを間近で見ていればな」

それはリウイに対する敬意とも言えるものだ。

これからもメンフィルは大きくなっていくだろう。交渉でヴェルニアを奪還するには、相応に自分達も力を付けねばならない。

「……そんなラーシェナ、面白いよ」

だがまずはエヴリーヌに笑顔が戻ったことが何より嬉しくて、ラーシェナの頬も自然と緩んでいた。

「……ということらしい」

「あら残念ね。それじゃあ、後はもうすぐ来るあの娘達だけね」

――ドンドンドンッ! 玄関の扉を勢いよく叩く音が響いた。

「セリカ!」

開かられた扉から飛び込んできたリフィアが体当たりせんばかりに突っ込んできた。

「……やはりお前か」

「うんっ!」

「ごめんなさいねぇ。どうしても来るって聞かないんだもの」

「うちのお嬢様が申し訳ありません……」

「セリカが旅に出るって聞いて、加勢しに来てやった! 有り難く思え!」

「やれやれ……」

「リフィアが行くなら私達も一緒にいい……のかな?」

「主人が行くなら従者がついてくるのは当然だ」

「あんたね~! もう契約は終わったじゃない」

「余の器の大きさに感動して追従しているのではないのか?」

「友達として! あんたをほっといたら世間様の迷惑になるからお守りよ」

「冗談であるぞ。勇気を振り絞って助けに来たこと、深く感謝している」

「わ、分かっているならいいのよ」

「マリーニャさん、本当に申し訳ありません……」

「あ、いいのいいの。東方にもお宝はありそうだし、一度行って見たかったの」

「マリーニャはペテレーネの謙虚さを見習い給え」

「あんたがでしょ!?」

「あはは……」

「ペテレーネこそ、こいつに付き合わなくてもいいんじゃない?」

「でも……私も楽しいです。またこうして沢山の人が笑っていられる……それが感じられて」

「そうねぇ。……あ、でも貴女が来るって事はそういうことか。……ほんとに主想いね」

「えっ!? ……だめでしょうか」

「自分より他人を優先できるのって中々できないもの、そういうところ好きよ」

「ありがとうございます」

「……そろそろ出発したいが」

「そうね、話し込んでごめんなさい」

(まったくもってかしましいな)

(………………ふっ)

(ん? 御主、今笑ったか)

(そうだったか……?)

「行くか」

「ええ」

「何処へ向かうのだ?」

「特に目的はないが……ひとまず東にするつもりだ」

「メルキア帝国の方ね」

「その向こうだな……まだ行ったことのない地へ」

セリカ達一行がレウィニアの首都プレイアを出立し、街道筋を進んでいく。

その様子を遠くから見つめる存在がある。――否、存在感はない影だ。

「不思議な状況になったものだね……でも……これも良しかな」

「いつかは僕らは一つに戻る……自分の犯した罪に向かい合う日が来るならね……」

「旅に立たれたか……」

「転移門を使われたそうなので、プレイアまではすぐでしょう」

メンフィルとレウィニアの間で、この度の戦いを通じて得た

友誼を表して設置されたものだ。

「……まさかレウィニアとこのような近しい関係になるとはな」

「近々レクシュミ将軍が不死騎兵隊の一部を引き連れて、表敬に来られるそうだ」

「分析では当面メンフィルの敵対勢力となる因子は無く、戦争の確率は低いものと目されております」

「平和な時代ということだな。我ら武官は失職してしまうかもしれぬ」

「ではファーミシルス様も旅に出られますか?」

「……お前が冗談を言うとは。我らは旅立った主の家を護る、それが誇りだ」

プレイアを望む丘を、旅装姿の二人が東に向かって歩いていく。

「一足違いだったとはな……」

「そのうち追いつけると思うわ」

「そうだな……足に自信は?」

「セリカ様の歩行速度に付いて旅をしたから」

「ならそれより速く歩けば追いつくな」

「リフィアがはしゃいじゃって、もっと速いかもね」

くすりと笑うエクリアには身内を思う親愛の情に溢れている。

「エクリア義姉さん」

「えっと、なに?」

「ここまで来て何だが……リフィアに付き合わせてすまん」

「あの子の後見人だから……それにセリカ様にも久方ぶりにお会いしたいの」

「あっ、でも……お会いしたら、どんな風に話せばいいのか……本当に、久々だから……恥ずかしい気持ちもある……」

「付き合いは長いから分かるだろ」

「だって……」

その頬が緩み、紅潮する様子は恋する乙女のようにリウイには映る。それを心地よく認める余裕も今の彼にはあった。

エクリアは便宜上マーシルン姓を名乗り、リフィアの後見人と教育係の一人としてメンフィル皇室に仕えている。

公には知られていないが、身内には伝説の姫将軍であることも知られてはいる。

リウイはエクリアを亡き妻の姉、同じフェミリンスの血を受け継ぐ親族として接し、エクリアもそれを受け入れた。

絡み合ったわだかまりが解けつつある今、二人はごく近い肉親の関係を築くに至ったのだ。

「……ここからはプレイアが良く見渡せるな」

「本当……大きな都ね」

「メンフィルはまだまだだな。俺の息子達も良くやっているが」

「きっとリフィアが育って、またその子が生まれて……いつかイリーナと出会える頃には同じくらいになっている」

「私達には未来がある。今ならそう信じられる」

「今度は私達が、セリカ様の未来を手助けして差し上げる番」

リウイは静かに頷き、プレイアを見つめる。

エクリアもまた都の光景を見つめていた。そこからセリカの屋敷は見えない。だが彼女の脳裏にはっきりと思い浮かべることができる。

いつか帰る場所が――そこへ至る途を進む姿が。
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女神祝福的聖諭者

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發表於 2011-04-08 19:20 |只看該作者
这剧情和神采有毛的关系


算个屁回顾啊




如果出战系列,你拿出来,还可以说说
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 gvo

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執著未知的探索者

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發表於 2011-04-08 19:30 |只看該作者
水贴。。。现在 只要复制粘贴一下就可以发贴了? 游戏评论区什么时候堕落成这样了?
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執著未知的探索者

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發表於 2011-04-08 22:33 |只看該作者
这个东西会有人从头到尾看吗……

这么大一片,实在是……

~ラブリー~
嫁ちゃんが可愛いすぎて困っちゃうwww
CM3D FOREVER
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女神祝福的聖諭者

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發表於 2011-04-09 08:29 |只看該作者
战V 不等于 战女神V
战女神V还没出过呢。。
另外,完全不知道LZ的想说什么。。。
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發表於 2011-04-09 13:22 |只看該作者
ティエラ啊,今次的水份真是高了不少....
人家還以為會將其中文化,令更多人明白最後一幕
所以就算沒犯規,但水份真是...
找兩隻Wind -a breath of heart- 音樂CD[每個 1魂)

https://bbs4.2djgame.net/home/forum.php?mod=viewthread&tid=439102

ドラマCD ひぐらしのなく頃に 罪滅篇+皆殺篇(每隻最少100db)
https://bbs4.2djgame.net/viewthread.php?tid=313657

[3/9][求遊戲]井上涼子系列全rom(每個600~1000)

https://bbs4.2djgame.net/viewthread.php?tid=192045




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發表於 2011-04-09 14:20 |只看該作者
我還在想這帖子是不是要討論結局..........這算是坑爹吧
http://hiphotos.baidu.com/zpcpkw/pic/item/67b46e1378bceffdc2fd787d.jpg
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 magi

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發表於 2011-04-09 14:57 |只看該作者
求LZ翻译......
那么多日文实在是看不下去
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發表於 2011-04-09 23:35 |只看該作者
貌似bus里有出过含全剧情对话汉化的攻略
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女神祝福的聖諭者

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發表於 2011-04-10 02:30 |只看該作者
= =..............其实为啥是贴暗线的结局....为什么不贴正史的结局....
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發表於 2011-04-12 13:05 |只看該作者
这是光线治愈结局
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執著未知的探索者

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發表於 2011-04-12 20:58 |只看該作者
K神发这贴是来求翻译的?

虽然去年打暗线的时候这段偶是完完整整的看了
但是但看这样的文本偶还真的一点看的动力也没有啊
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跋山涉水的旅行者

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發表於 2011-04-14 09:31 |只看該作者
LZ实在太坑爹了啊= =
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發表於 2011-04-14 09:55 |只看該作者
战V暗线大概没人得到真正的幸福吧...
顺便LZ是K神?!
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迷失道路的旅人

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發表於 2011-04-14 11:21 |只看該作者
暗线没玩过求LZ能翻译
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