なぜ今の日本で仕事を探すのはこんなに難しいのか? 最大の原因は福利厚生が良すぎるのだ。
勿論、福利厚生が良いのは悪いことじゃない。福利厚生が良くなれば、貧富差別は小さくなる、貧乏人の生活が保障される、犯罪率とテロ活動の可能性が低くなる。社会の矛盾が緩和される。社会内部と民族内部の団結力が強くなる。
だが、福利厚生が良すぎると、かえて悪いことになる。福利厚生が良すぎると、人々は、特に貧乏人達は、「福利厚生に頼ればなんとか生活出来る、仕事をしなくでもいい」と考えてしまう。皆仕事を探したくなくなる。人は怠惰になる。会社が人を募集するのは難しくなる。もう一方、福利厚生が良すぎると、会社の負担が大きくなる。一人の人間を雇用するには、沢山の福利厚生をその人に与える必要がある、大量の金をかからなければならない。もしその人が仕事をまともにできないなら、或いはすぐ仕事を辞めたら、会社の損失が大きい。そのせいで、会社は人を雇用するのを怖がっている。簡単に人を雇用できない。応募者に対する要求を高めてしまう。人が仕事を探すのは難しくなる。この両方の原因が一緒になって、今の日本の厳しい就職状況を作り上がった。
政府がわざと良すぎる福利厚生制度を立てるのも、この厳しい就職状況を作った原因の一つ。実際、そもそも政府が大量の金を福利厚生に投入する必要はない。福利厚生をやっている民間団体は沢山いる、貧乏人間の基本生活を解決するにはもう充分だ。政府がわざと良すぎる福利厚生制度をやるということは、その本当の目的は福利厚生という名目を借りて税金を増やし、民からもっともっと金を吸い取り上げることだ。政府が福利厚生制度をやると、福利厚生をやっている民間団体の生存空間を弾圧することになる。そういう民間団体は民に福利厚生を与えることが難しくなる。税金を増えると、民の生活が苦しくなる、かえて貧乏人を増やせる。「民の負担を減って、民の生活を豊かにする」という目的は全然実現されていない。福利厚生をやって、民が福利厚生をもらえない。福利厚生の本来の目的は全然達成してない、むしろ逆方向に発展した。まさに本末転倒だ。
福利厚生というものは、多くでも少なくでもなく、丁度の程度でいい。自分から見れば、会社が人を雇用する時、その人に与える福利厚生は、厚生年金、健康保険、労災保険、雇用保険、この4つがあれば充分だ。もう充分過ぎるんだ。これ以上の福利厚生をやると、かえて全社会の生存発展状況が悪くなる。人の就職にも生活にも、社会の創新力にも競争力にも大きな負面影響が出る。
By 楊賜璁
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