| 
 				
 
 
 
	
     
熱情似火的冒險家 
- UID
 - 12525
 - 主題
 - 91
 - 帖子
 - 295
 - 精華
 - 0
 - DB
 - 1362 
 - 魂
 - 0 
 - 性別
 - 男
 - 櫻花
 - 0 
 - 閱讀權限
 - 40
 - 註冊時間
 - 2004-05-28
 - 在線時間
 - 181 小時
 - 最後登錄
 - 2025-10-21
  
 
 
 
- 帖子
 - 295
 - 精華
 - 0
 - DB
 - 1362 
 - 魂
 - 0 
 - 註冊時間
 - 2004-05-28
  
  | 
[问题]汉化游戏要注意哪些方面+
原文就这样的 
 
「いってらっしゃい」 
 私は精一杯の笑顔で、村のみんなを送り出しました。 
 今日は、キノコ狩りの日なのです。 
 私の占いのせいで、出発が大幅に早まってしまいましたけど、みんなうれしそうに出かけていきました。 
 もう、一緒に行けないのが残念です。 
「これで、良かったですよね?」 
 手の中に潜ませた、小さな<R^鋼^|はがね>の感触を確かめながら、 
 私は、空の向こうにいる父様と母様に呼びかけます。 
 いつも側にいてくれる兄さまは、今は遠くにいて、私は、たった一人でした。 
 だから……私は一人で考え、決めなければなりません。 
 村の中は、しんと静まりかえっています。 
 しのびよる不安や恐れに押しつぶされぬよう、ぴんと背筋を伸ばし、東の空を見上げました。 
 心を澄まして…… 
 そして、私は見つめます。 
 私たち一族の護り星を。 
 それは、夜明け前の空に、ひときわ高く輝き続けるお星様。 
『<R明星|あかぼし>さま』 
 と、言い伝えで呼ばれる、私たち一族の古い古いお友達です。 
 真実を明らかにする、厳しく凍える光、 
 誰をも寄せ付けない、白銀の冴える光は、 
 とてもきよらかで誇り高く…… 
 でも……どこか寂しそうで……。 
 小さな頃からずっと私は、 
 ほのかなあこがれと、かすかな胸の高まりを感じながら、いつまでも眺めていたものでした。 
 そうです……物心ついた頃から、星を見るのが好きでした。 
 たぶんそれは、生まれつき私に備わっていた、不思議な力のせいなのかもしれません。 
 星の流れから、明日のお天気や、この先起こることを占ったり、星々の座が秘めている意味を少しだけ読み解くことが、私には出来たのです。 
 これは、魔法よりも珍しい力で、私たちの血筋によく現れるのだと、兄さまがとても誇らしそうに話してくれたのを、今でも覚えています。 
 私の力は、日々耕し、家畜を育て、狩りをして暮らしてきた一族にとっては、とても役に立つ力でしたが、同時に……。 
「………」 
 星々がわずかにまたたき、私は、はっと息を呑みました。 
 運命の時が訪れたことを告げています。 
 最後に、私たちの村をもう一度見ました。 
 大好きな兄さまと一緒に暮らしてきた村です。 
 思い出が次々と浮かんできて……胸をきゅんとしめつけます。 
 とても穏やかだった日々。 
 優しさとぬくもりで満たされた日々。 
 春の日の昼下がり、いつまでもまどろんでいたいような、そんな日々。 
 その全てが、かけがえのない宝物です。 
 だけど……。 
 私は気づいていました。 
 そんな宝石みたいな時間が、やがて終わってしまうことを。 
 星々が教えてくれる、激動と変革の予言は、それが避けられないことを、ずっとずっと昔から告げていたからです。 
 それを知った時、まだ小さかった私は、驚き怯えるだけで、誰にも言えず、独りで泣くだけでしたが……\k 
でも、そんな時、私を励まし、力づけてくれたのは、いつだって変わらぬ光で私を照らしてくれた、明星さまなのでした。 
 だから……だから……。 
「お願いします。 
 どうか私の願いを聞き届けて下さい……」 
 ずっと見つめ続けてきた、たった一つのお星様に祈ります。 
「この危難を乗り越える強い意志を……。 
 何が起ころうとも、恐れず、怯えずに、それを成し遂げる勇気を……私に与えて下さい」 
 手をぎゅっと、握りしめます。 
 小さくてひんやりとした鋼がそこにあります。 
「みなに訪れる悲しい運命を、ひそやかにはぎ取ってしまいたいのです……。 
 私だけで終わりにしたいのです。 
 だから……どうか……お願いします、明星様」 
 私は何度もくり返し祈ります。 
 でも、お星様は、とても遠く、高いところにあって…… 
 私の声は届きそうにありません。 
 暗闇の向こうから、大きな音が響いてきます。 
 規則正しく地面を踏みしめる音。 
 たくさんの金属が触れ合う音。 
 私の知らないたくさんの人間が、やってきます。 
 とたんに小さく震え出す私の身体。 
 恥ずかしいくらい臆病で、弱くて、もう泣き出してしまいそうです。 
 こんなにも弱いのに、大それた願いを口にしたと、 
 きっと明星様も呆れていることでしょう。 
 でも……どんなに怖くても…… 
 泣き出したくても…… 
 私は、後に引くつもりはありません。 
「どうか見ていて下さい」 
 夜空に小さくつぶやくと、やって来る人たちの方を向きました。 
 私は決して逃げないと…… 
 対峙すると決めたのですから……。 
「我は神聖帝国主席司祭ドルウク! 
 心して聞くがいい、蛮族ども! 
 この<R郷|さと>は、たった今から、我らが栄えある帝国の支配下に入った!」 
「異議がある者は、直ちにすすみでるがいい! 
 全ては、互いの剣と力によって決定されよう□」 
「………」 
「沈黙か……。 
 ものわかりのよい奴らだ」 
「隠れている者は出てくるがいい! 
 この郷は我が軍団によって完全に囲まれている。 
 もはや逃げ出すことは、なんぴとたりともかなわぬ!」 
「長はどこか! 
 兵ども、何をしている! 
 さっさと蛮族どもを引きずりだせ□ 
 逆らうものは耳をそぎ、目をくりぬけ!」 
兵士A 
「ドルウク様、誰もいません! 
 もぬけの空です!」 
兵士B 
「村の周囲にも、森の中にも、見あたりません!」 
「なんだと! よく探せ! そんなはずはない□ 
 そこの小娘! 
 仲間はどうした?」 
「あ、あの…… 
 兄さま達は、狩りに出ていて、明後日まで戻りません」 
「知っている。 
 男衆が、皆出払っていることはな。 
 貴様らのやっかいな戦士団がいないからこそ、やってきたのだ」 
「そうではない、小娘。 
 残っていた女子供はどうしたと聞いているのだ? 
 その中に、貴様ら一族の長がいたはずだ。 
 死にたくなければ正直に答えるがいい」 
「村のみんなは……少し前に出かけました。 
 この村には私しかいません」 
「夜明け前の暗闇の中を、皆で出かけただと? 
 ふざけるな小娘! 
 指を一本ずつ切り落としていかねば、わからぬようだな」 
「もう一度聞く、村の連中は? 
 お前たちを統べる者はどこだ?」 
「嘘じゃありません。 
 村に残っているのは私だけですし、 
 父様が亡くなって以来、この郷には、一族の長と呼ばれる者はいません」 
「今は兄さまが、一の戦士として、皆をまとめています。 
 いずれ……私の夫となる方が、一族を統べることになっていますけど……」 
「……なんだと□ 
 族長の娘と言ったか□ 
 ……ならば貴様のような小娘が、エリンに名高い神託の巫女とでも言うのか□」 
「がはははっ。 
 兵ども、お前たちはよほどなめられているようだぞ! 
 さっさとこいつを殺すがいい!」 
「小娘、命が惜しくば、悲鳴をあげて、潜んでいる村人を呼び出せ、今すぐにな!」 
「それは無理です。 
 もう、すっかり遠くに行ってしまいました。 
 今日のキノコ狩りの場所は、とりわけ離れているんです」 
兵士A 
「……こやつ、まだ言うか!」 
兵士B 
「……何を笑う! そこに直れ!」 
「……待て。 
 この娘……何か……違う。 
 ……ふむ」 
「考えてみれば、我が計画が、このような辺境に漏れるわけなど無い。 
 かといって、我らが現れてからでは、とうてい逃げる暇など無かったはず」 
「………」 
「だとしたら……本当に出かけたというのか? 
 偶然に……? 
 否! そうではない、そうであるはずがない!」 
「ならば……。 
 娘……貴様がそうさせたのだな?」 
「……はい」 
「ククク……なるほど。 
 貴様のような小娘の言葉一つで…… 
 村人達は皆出かけたか……」 
「真夜中であろうと、どんな離れた場所であろうと、村人は貴様の言葉をみじんも疑わず、出かけていったということか」 
「すなわちそれが、貴様が強力な力を持つことの…… 
 一族を統べる血筋であることのあかし…… 
 貴様が……そうなのか……」 
「………」 
「……予知したのだな? 
 我らが襲来を。 
 星辰の動きにより、直前に迫った危機を読み取り、とっさに村人を逃がしたのだ」 
「なんと恐るべき力。 
 エリン随一の神託の巫女とは、よく言ったものだ……。 
 ククク……ついに見つけたぞ!」 
「私とこの村に、何の用なのですか? 
 父様の代から、帝国の方々とは仲良くやってきたはずです。 
 どうしてこのような乱暴なことを?」 
「何か占ってほしいのでしたら、このような事をしなくても、いくらでも」 
「ハハハッ、いくら託宣が当たると評判でも、蛮族の巫女ふぜいを、帝国司祭が頼って来ると思うか。 
 そんな用件ではないことは、貴様自身が一番よくわかっているだろう?」 
「我らが急襲をかわしたその予知の力。 
 蛮族の娘がもつにしては、あまりにも不釣り合いな、その力! 
 我は、全てを見通しているぞ!」 
「……今までよく隠れていたものだな? 
 伝説の古代王国、アルビオンの後継者よ! 
 妖精王プィルの末裔よ!」 
「!」 
「今さら、何を驚く? 
 ククク……記録にあった通りだ。 
 王国の崩壊後、密かにアルビオン島を離れ、エリン島にまで逃れていった訳か」 
「まさか、貴い王家の血筋を、蛮族の群れの中に投じてまで、隠していたとはな……。 
 数百年を経ても、歴史の表へ姿を現すことがなかったのも道理」 
「………」 
「ハハハ、黙したところで、隠し通せるものか! 震えているではないか! 貴様の動揺、脅え……手に取るように伝わってくるわ!」 
「お前こそが、失われた伝承にある、『プィルの隠された血統』と呼ばれる者なのだろう?」 
「……なぜ……そのようなことまで……」 
「我が主の命に従い、妖精どもの塚を掘り起こし、古の王達の墓を暴いたのよ」 
「そこで我は知った! 
 隠され、忘れ去られるままだった、古代の伝承を! 
 封印された禁断の秘術を! 
 多くの兵の犠牲と引き替えにな!」 
「……なんてことを」 
「今や我は、この世界における最大の禁忌すら手中にしている。 
 大いなる災厄、世界を破滅させる秘密。 
 お前は、それを呼び起こす鍵だ!」 
「せいぜい役に立ってもらうぞ、小娘」 
「私を……どうしようというのですか?」 
「生け贄だ。 
 我が帝国の予言にある、黒き忌まわしき者……。 
 この世界に破滅をもたらす魔王を……我は、貴様の血で呼び起こす」 
「妖精王の血筋には、奴を呼び起こす力があるのだ。 
 ましてや、お前のような乙女ならば、忌まわしき者にとっては、格好の贄となるだろう」 
「悪しきことを為すために、命を捧げよと言うのですか」 
「そうだ。 
 全ては、大いなる災厄を引き起こし、世界の破滅を早めるため。 
 破滅を迎える世界で、我が支配者となるため」 
「……出来ません」 
「逆らえると思っているのか、小娘」 
「私には……私の……意志があります。 
 あなた方から見れば、どんなに弱くてちっぽけに見えても、嫌なことは嫌です」 
「嫌ならどうするというのだ?」 
「……私は……」 
 私は、手の中に隠し持っていた鋼を、しっかりと握りなおしました。 
 刃先を鋭く研いだ、小さな矢じりです。 
 顔を上げ、私を取り囲む者たちを見渡します。 
 目の前の司祭様も、殺気だった兵隊達も、もう怖くありません。 
 明星様、大丈夫です。 
 出来ます。 
 もう少しだけ顔をあげて、喉をついてしまえばおしまいです。 
「ほう……貴様の考えていることがわかるぞ。 
 手の中に何を隠し持っているのかもな」 
「だがな……全ては無駄だ。 
 貴様がそれの使い方を誤っているせいでな。 
 刃物とは、他者に突きつけ、その恐れと脅えを存分に楽しむもの……」 
「嬲ることに飽きれば、肉を引き裂き、吹き出る熱い血潮を浴びるためにあるものだ」 
「このようにな! 
 兵よ! 連れてこい!」 
子どもA 
「ひっく、ひっく……」 
子どもB 
「怖いよう……姉さま」 
「どうして、こんなところに!」 
「ハハハッ、暗い夜道ではぐれてしまったようだな。 
 まさか、貴様達の一族だとは思わなかったがな。 
 クククッ、なんたる巡り合わせ、運命は、我に味方している!」 
「どうした? 
 ここまでは予見出来なかったようだな? 
 あきらめるがいい、もはやこれは人智の及ばぬ運命なのだ」 
「お前ほどの力があれば、これが避けられない運命だと、とうにわかっていたのだろう? 
 無駄だ、くつがえせぬわ!」 
「!」 
 声にならない悲鳴があがります。 
 絶望がゆっくりと私を呑み込んでいきます。 
「さあ、これからどうする? 
 最後まで運命に抗おうというのならば、その喉を突き、死んでみせるがいい。 
 だがな……残された子らは、簡単には殺さぬぞ」 
「ハハッ、小さくてかわいい手をしている。 
 この指を、枯れ枝を折り取るように、一本ずつ折り取っていけば、どんな声で鳴くだろうな? 
 兵ども、やれ!」 
「やめて下さい□ 
 どうかお願いです、子ども達には触れないで……」 
 私は、泣きながら叫びました。 
 握りしめた手から、ゆっくりと力が抜けていきます。 
 ごめんなさい…… 
 ごめんなさい…… 
 独りでに言葉が漏れます。 
 私のせいで、災厄を招いてしまうとしたら……どれほどの人間が、迷惑をこうむるのでしょう? 
 どれほど謝りの言葉を重ねても、許してはもらえないでしょう……。 
 だけど……。 
「全ては、貴様しだいだ。 
 我が命令に従うのなら……。 
 こやつらの命は保証してやろう」 
「貴様自身の代価も、一族には支払ってやろう。 
 ククク……どうだ?」 
「………」 
 ごめんなさい……。 
 私は……とても弱いです。 
 何が起ころうとも、私は、そうしなければならなかったのに……。 
 こんな企みに加担してしまうくらいなら、自ら命を絶たなければならなかったのに……。 
 でも、私には……子ども達を見捨てることが、どうしても、出来ません。 
 ごめんなさい……兄さま。 
 留守をあずかっていたのに……大変なことになってしまって、ごめんなさい。 
 こんな妹で……ごめんなさい。 
 手から力が抜け、矢じりが地面に落ちました。 
「ククク……それで良い、小娘。 
 我に従うというのなら、臣従の証を示すがいい。 
 その名を告げよ、小娘」 
「……リアンノンです」 
「そんなかりそめの名前など意味を持たぬわ! 
 貴様の力の源、魔力の源たる真実の名前を告げるのだ!」 
「!」 
「死して運命を改変しようとした貴様に、意志の自由などくれてやると思うか?」 
「名前を差し出した瞬間、貴様の心は凍てついて死ぬ。 
 我の言うなりの人形となり、その魂まで、我が奴隷となるのだ!」 
「生け贄として、忌まわしき者にむさぼり食われる、その時までな! 
 さあ、言うがいい!」 
「……あなたは……約束しますか? 
 あなた方の神に誓って? 
 この子たちに……手を出さぬと?」 
「ククク……我が神聖帝国の名誉にかけて誓ってやろう」 
「そうですか……」 
 私は……空を見上げました。 
 明星さま……。 
 ……もう………ここまでみたいです。 
 精一杯頑張ってみたんですけど……私に出来ることといったら、これくらいしかありませんでした。 
 もう、お星様を見ることはないでしょう。 
 目を閉じて、告げます。 
 真実の名を。 
「私の名は……」  |   
 
  
 |